2010年11月分
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2010/11/29 昨日は僕の古巣の日本フィルとサントリーホールでコンサート。たくさんのお客様ありがとうございました。 「死の舞踏」ではゲストコンミスの物集女(もづめ)さんが素敵なソロを披露、2曲めは一柳先生のピアノ協奏曲「JAZZ」でソロはもちろん山下洋輔さん。 先週の大阪とはアドリブが全然違って新鮮だったし(本当に素晴らしいです)、去年の横浜の初演から金沢、大阪と経て4回目でいろいろなことが分かってきてすごく楽しかった。 山下さんとはまた来年に日本フィルの大宮定期でラプソディーインブルーを共演するのを楽しみにしてます。 後半は日本フィルとは初めて取り上げる幻想交響曲。タイトなリハーサルから本番まで僕のやりたいことに120%で応えてくれるオーケストラに本当に感謝です。日フィルらしい凄みのある音がしててすごくエキサイティングだった。 皆さんありがとうございました! 日本フィルとの次回の共演は来年2月の伝統ある九州演奏旅行(34回目で僕が指揮するのは3回め)で2週間11公演楽しみにしてます!(今回のプログラムはハードで10キロ近く痩せてしまうかも…笑) 昨日はコンサート後に、聴きにきてくれてた同級生や恩師と大勢で飲み会。楽しかったー!終電で大阪に帰って、今日は朝から来月山形で振るウォルトンの1番の勉強。すごく面白い…! それではまた! 藤岡 幸夫 山下洋輔さんと ※11/28 日本フィル名曲コンサート event reportはこちら |
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2010/11/27 昨日は毎年恒例の吹田合唱団と第九の初リハーサル。今年は団員数制限を無くしたので280人。 僕は吹田の合唱団を本気で関西で一番にしようと思ってるが、人数は増えたけど出来は理想にはほど遠い。あと1ヶ月各自がどこまで真剣に取り組むかにかかってる。次回の練習楽しみにしてます。 今日は日本フィルと明日のサントリーホールのリハーサル。日本フィルと幻想を取り上げるのは初めて。幻想はスリルのある演奏じゃなきゃ意味ないと思ってるが今日はちょっと強引過ぎたと反省。明日はギリギリの演奏を目指します。 前半の一柳先生のピアノ協奏曲「JAZZ」は先週関西フィルと演奏したばかりだけど、山下洋輔さんのアドリブもまた変わってきて新鮮。とにかく素晴らしいです! 日フィルの魅力のひとつは濃厚なサウンド。明日がすごく楽しみ! それでは皆さん明日はサントリーホールでお会いしましょう! 藤岡 幸夫
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2010/11/25 今日は関西フィルとシンフォニーホールの毎年恒例のフルハップ会員のかた達のコンサート(チケット抽選倍率3倍だそうです)。 今回は後半はイギリスのプロムラストナイトのプログラム。日本でこういうプログラム振るの初めてだったけど楽しかった。 関西フィルも「ペルシャの市場」では「チップくれ〜」をアラブ語で明るく歌ってくれて(音を出さない人が歌う指定になってる)ノリノリ。最後は関西フィル&藤岡の十八番のエルガーでしめて我々らしさを楽しんで頂けたと思います。 新しい関西フィル&クラシックファンが生まれてくれたかな。 長年僕たちに毎年チャンスを下さってるフルハップの熱いスタッフのかた達にも深く感謝。 皆さんありがとうございました! さてさて明日から東京に戻って28日の日曜はサントリーホールで古巣の日本フィルとコンサート。 前半の一柳先生の山下洋輔さんの弾くピアノ協奏曲「JAZZ」のテンションが異常に高いので、後半の幻想交響曲は相当狂わないとかなわない。日本フィルとは長い付き合いだけど幻想は初めて。今からワクワクしてます。 今コンサート終わって、行き付けの焼き肉やさんで独りで栄養補給。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
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2010/11/23 毎年2月に関西フィルと小野でコンサートをしてるが、今日はそのコンサートのソリストの最終オーディションに行ってきた。 募集はピアノソロで地元兵庫県北部限定だったのでレヴェルはどんなものかとちょっと心配だったけど、その心配は無用でびっくり(この企画が決まったときは該当者無しの結果も考えてました)。 予選を勝ち抜いた3人(ピアノ科の大学生、音大卒の講師さん、高校2年生)から選ぶのだけど、審査員は僕だけだしお客さんも聴いてるから責任重大。 結局、高校2年の長井りらさんにお願いすることにした。モーツァルトの協奏曲で聴かせてくれた天性のタッチの素晴らしさに驚かされたからだ。来年2月の本番を楽しみにしてます。 よく考えたら小野でのコンサートを振るのは来年が12年目。西村団長をはじめ地元の熱いスタッフやホールの皆さんのおかげです。小野に来るのはいつも冬だけど心は温かくなります。 さてさて明日は関西フィルとリハーサル。残念ながら明後日の本番は一般非公開。28日(日曜)は東京に戻って古巣の日本フィルとサントリーでコンサートです。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 まだ高校2年の長井りらさん。 新神戸から小野に向かう途中の紅葉が息を呑むほど美しかった! |
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2010/11/22 昨日は関西フィルと鳥取で2回公演してきた。特に1回目の公演は「騒いでも大丈夫。初めてのクラシック親子体験」ということで膝の上にお子さんを乗せたお客様もたくさん、2回目の公演も学生さんから年配の方々までの広い範囲のお客さんたちで楽しかった! それに今回のコンサートを実現してくださった関西フィルを呼ぶ実行委員会の方たちや賀露おやじの会、ボランティアの方たちの熱意が伝わってきて本当に嬉しかったです。 是非ともまた来年も実現したい。本当にみなさんありがとうございました! 昨日は2回目の公演の前に時間が空いたので90分ほど散歩して紅葉を楽しんできた。 古いお寺や神社、木々の香りに鳥の声を満喫してきました。 藤岡 幸夫 関西フィル公演実行委員会の方たちはみんな明くるくて元気で嬉しかった。鳥取のマスコット「ととりん」も一緒。 ボランティアの学生さんスタッフは鳥取大学のオーケストラの皆さん。こちらも明るい! 散歩のときに撮った写真です。 ※11/21 鳥取公演 event reportはこちら |
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2010/11/21 昨日は関西フィルとリハーサル。定期演奏会の翌日で団員さん達は大変だけどオケはよく鳴る。 リハーサル後に鳥取へ。 僕はどこでも移動は電車(早い、時間が正確、飲めるので)だけど今回はかみさんが一緒なのでめずらしくレンタカーをした(もちろん免許は持ってるがいつも運転はかみさん)。 大阪から鳥取市街まで大体3時間。夕方鳥取に近づいて、はたと思いついてホテルのある市街を通り越して鳥取港へ直行。 期待通りに美味しそうなお店が並んでて、僕たちは古いお寿司屋さんへ。 普段たべられない日本海の魚が美味しかった! 今日はこれから関西フィルと2回公演で明日大阪に帰ります。 それではまた。 藤岡 幸夫 |
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2010/11/20 昨日は関西フィルの定期。前半がブラームスの交響曲3番、後半は一柳先生の歌劇「白夜」よりワルツとピアノ協奏曲4番「ジャズ」(山下洋輔さんのソロ)というプログラムで補助席まででて満席。本当にたくさんのお客様ありがとうございました! ブラームスは細かいこと言いだしたらキリがないし本当に難しい作品だけど、関西フィル&藤岡らしさは出せたと思う。後半の一柳作品の盛り上がりも凄かったですね! 素晴らしい曲と改めて実感したし、山下洋輔さんのジャズピアノにはいつもながら圧倒されました。それに新作であれだけお客様に喜んでいただけるのは凄いことだと嬉しかった。プログラミングしたかいがありました! 思い出に残る気持ち良いコンサートでした。 皆さんありがとうございました! 来週の28日(日曜)はサントリーホールで日本フィルとこの協奏曲を取り上げる(もちろんピアノは山下洋輔さん)けどこの時は前半なので、後半の幻想交響曲はそうとう狂わないと一柳作品に負けてしまう。 今からどうなるか楽しみです。 今日はこれから関西フィルとリハーサルして鳥取に移動して明日は関西フィルと鳥取公演です。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 コンサート後の打ち上げで一柳先生も山下さんもご機嫌。来週の日本フィル公演に向けて気合いをいれました。 ※11/19 関西フィル定期 event reportはこちら |
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2010/11/18 「ブラームス交響曲3番の思い出」の話 19日の金曜日に関西フィルとブラームスの3番を取り上げる。 実はブラームスの3番にはいろいろ思い出がある。 イギリスで初めて、名指揮者だったサー・チャールズ・グローブスの家でレッスンを受けたのもこの曲で、2人で一日中この曲を連弾してたのも素敵な思い出だし、初めてハンブルグにギュンター・ヴァントのリハーサルを見に行ったときもこの交響曲ですごく勉強になった。 ところで僕がまだヨーロッパに留学する前、渡邉暁雄先生の内弟子になって1年めくらいのときに先生が初めて関西フィルを振ることになった。 1986年5月のことで、僕ももちろん関西フィルを聴いたことがなかったし、また日本で初めてできたクラシック専用のザ・シンフォニーホールも関東の音楽ファンには羨望の的だった(サントリーホールはこのときまだなかった)。 僕は荷物持ちで先生にくっついて大阪に行き、関西フィルとの初日のリハーサルから見学させてもらった。そしてこのときの交響曲がブラームスの3番だった。 中之島の小さくて古いビジネスホテルに泊まりながら、毎日先生を全日空ホテルまで迎えに行って古いホール(当時の練習場)の2階からリハーサルを見学させてもらい、毎晩先生と新地の同じ中華レストランで毎回同じBコースの料理を食べながら(先生は一度気に入ったらそこばかり行く)いろいろなことを教えていただいたのがすごく懐かしい。 本番当日、初めてのザ・シンフォニーホールに(ここはヨーロッパか!と)鳥肌が立ち、東京のオケとはまた違う(ラテン系?)関西フィルの生命力溢れるブラームスに感動したのは、僕にとって忘れられない思い出だ(関西フィルの指揮台に初めて立ったのはそれから12年後)。 関西フィルと11年目の付き合いだけどブラームスの3番をとりあげるのは今回が初めて。明日がすごく楽しみだ。 後半で取り上げるジャズピアニストの山下洋輔さんとの一柳先生のピアノ協奏曲もいろいろわかってきて(山下さんとこの協奏曲をやるのは3度め)すごくエキサイティング…! (関東の皆さんは来週のサントリーホールの日本フィルとのコンサートでも取り上げるのでお楽しみに!) というわけで明日ザ・シンフォニーホールでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
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2010/11/15 「Sachioの独り言」 横綱白鵬の連勝ストップ。横綱のインタビューが終わったあとの去りぎわの一言が良かった。 「これが負けか…」 謙虚に全てを受け入れてる横綱はもっと強くなるだろうな…。 白鵬が好きになった。 藤岡 幸夫 |
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2010/11/14 昨日今日と大阪大学交響楽団と初リハーサル。 最初のリハーサルとしては期待以上のレヴェルの高さにびっくり。みんな明るくて元気。若さをもらってきました。後は本番までどこまで磨きがかかるかだ。 久しぶりに振るラフマニノフの2番がすごく新鮮だった。 さてさて明日からは関西フィルの定期に集中します。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
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2010/11/12 着替えを取りに東京に戻ってきた。ひしぶりにテラスにでると先日買ってきた例の我が家のキンモクセイにも二度目の花が・・・・!! すごく嬉しかった・・・!! 冬の気配を満喫してます。 ところで僕はスケジュールが合う限り学生さんのオーケストラの指揮を引き受けることにしてる。若い人たちと音楽をできるのは楽しいし、教えることで勉強させられることがたくさんあるからだ。 明日、明後日と大阪大学のオーケストラとの初リハーサル。 阪大は、母方の祖父の菊池正士という人が昔物理の教授をしていて、阪大時代に文化勲章をもらったりして祖父の思いれのある大学。ピアノが達者で、大学祭などでよく弾いていたらしい。 そんな縁もあって明日からの阪大の学生さんたちとのリハーサルを今から楽しみにしてます! 来週から、関西フィルと19日(金)定期公演、21日(日)鳥取公演、25日(木)はフルハップ公演(非公開)、28日(日)は日本フィルとサントリーホール公演と続きます。 それではみなさんコンサートでお会いしましょう!! 藤岡 幸夫 |
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2010/11/10 No.2 今日は関西フィル毎年恒例の兵庫県たつの市の赤とんぽホールで学生さんのためのコンサート。 一般の方達も有料で入れるので平日昼間にも関わらず満席。 それにしても素晴らしい美しい響きのするホール!(びっくりします)で関西フィルの演奏も生き生きとしてた。 今日のコンサートで少しでも多くのクラシック&関西フィルファンが増えてくれたらと願います。 今日のアンコール曲は昨日とは違って「赤トンボ」。それで終わりの予定だったのに僕が間違えてもう一曲「ロンドンデリーの歌」を演奏しますと言ってしまい(昨日のアンコール曲)、団員さんたちをびっくりさせてしまった。 僕も気がついて一瞬ぎょっとしたけど、そこは関西フィル、何事もなかったように美しく演奏してくださいました。ありがとうございました! 関西フィルとは来週の定期でのブラームスの3番とジャズピアニスト山下洋輔さんを迎えての一柳先生のピアノ協奏曲「ジャズ」を楽しみにしてます。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! コンサート前のロビーコンサート。司会はお馴染みの西濱事務局長で本番もとても楽しい雰囲気でした。 ホールの楽屋口からの景色。赤トンボホールは美しい自然の中にある。このたつの市には先日コンサートしたアクアホールもあり文化が盛んだ。 藤岡 幸夫 |
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2010/11/10 No.1 昨日は関西フィルと恒例の開明中学校と高等学校(和歌山県)の生徒さんたちとコンサート。 僕はこのコンサート指揮するの2回めだけど、とにかくみんな明るくて元気。 昭和っぽくて(失礼!)嬉しくなる。 いっぱい夢をみて、いっぱい恋をして、好きなことに夢中になって欲しい。 また皆さんに会えるのを楽しみにしてます。 今日は赤とんぼホール(兵庫県)で学生さん向けのコンサート。こちらも楽しみ。 それではまた! PS ここ数日間、ホテルをでるたびにキンモクセイの香りがしてすごく嬉しい。例の2回めの花が今ごろになって開いたのかな?周りを見渡してもキンモクセイはないのだけど…。まさか気のせい? 藤岡 幸夫 |
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2010/11/08 昨日は大阪アカデミー合唱団と今年の初リハーサル。この合唱団とはこれまでにハイドン「天地創造」、ヴェルディ「レクィエム」、ハイドン「四季」とやって、今回はベートーヴェンの「荘厳ミサ」。 この合唱団の特徴は何と言っても練習が毎日あって、各団員は出席する曜日を決めて普段は少人数で川端先生の素晴らしい指導を受けられる。 その結果全体の練習でも精密で、大ざっぱなところがなく、素晴らしいクオリティだ。音程もかなりいい。 ただ今回はパワー不足・・というよりベートーヴェンの要求するものが尋常じゃない。おそらく合唱曲で最もハードなのがこの「荘厳ミサ」。 どこまでこのベートーヴェンの要求に応えられるかだ。 今の段階ではまだ程遠い・・・。 次回の練習を楽しみにしています。 明日は和歌山、明後日は兵庫で関西フィルと学生さんのためのコンサートをしてきます。どこまで新しいクラシックファンを増やせるか・・! それではみなさんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
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2010/11/03 昨日は加古川第九合唱団と今年初めてのリハーサル。普段の川邊先生の指導がしっかりしてるのが伝わる期待以上のクオリティ。それに皆さんすごく明るくて元気。あとはスケールアップとフーガなどの難所がどこまで仕上がるかだ。本番楽しみにしてます。 今日は西濱事務局長と某食品関係の社長をはじめ幹部の皆さんと会ってきた。 実は社長は僕の高校、大学の一つ下の後輩で、僕の留学時代に彼は当時は三菱商事でマンチェスターに赴任してた。毎週末に2人でスカッシュをする仲だった。 それが今では大手会社の社長に抜擢されて、大阪で久しぶりに再会できてすごく嬉しかったし、関西フィルと何か一緒に企画できそうですごく楽しみだ。 午後は関西フィルのいずみホールシリーズを聴きに行った。 僕の中学、高校時代からのスターピアニストだった巨匠スコダの登場(モーツァルト24番とベートーヴェン4番の協奏曲で弾き振り)。とても83歳とは思えないほど元気で、品格高く味わい深い素晴らしい演奏だった。 またレオノーレ3番の序曲も指揮台の上のスコダが本当に幸せそうで、懐かしい大指揮者を彷彿させるウィーンの香りがしてくるような名演…! 関西フィルも指揮なしでよくソロにつけてたし、みんな楽しそうで、スコダによく応えた演奏ですごく良かった。 スコダの音楽は昔ながらのオーソドックスなものでそれがまた新鮮でいいコンサートでした。 さてさて明日は同じいずみホール(素晴らしいホールです!)で関西フィルと開明中学校のコンサート(一般非公開)。新しいクラシック&関西フィルファンが生まれるように頑張ります。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 ※11/2 加古川第九合唱団とのリハーサル event reportはこちら |
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2010/11/02 「50歳のベートーヴェンとブラームス」 の話 このところずっとベートーヴェンのミサ・ソレムニスとブラームスの3番のスコアを並行して読んでる。偶然にも両方とも2人が50歳前後に作曲した作品。生きた時代が違うとはいえ、ベートーヴェンとブラームスは対称的な作曲家だとつくづく感じる。 ベートーヴェンは激情型で彼の音楽はその時代において常に新しく、人々を驚かせ(ときには困惑させるほど)革命的だった。また作曲当時の感情がその曲に大きく反映されることが多かった(ベートーヴェン自身も感情を表現したという言葉を度々残してる)その音楽はエネルギーに満ちている。 一方、ブラームスは普段は冷静で落ち着いた性格だったといわれ、その音楽は当時は保守的とされ批判を浴びることも多かった(僕は保守的だなんてとんでもないと思ってますが)。ブラームスの、感情とはまた別の世界で作曲(もちろん例外はあるだろうが・・)された音楽は品格高くロマン溢れる・・。 ベートーヴェンの部屋はいつも酷い散らかりようだったが、ブラームスの部屋はいつでもきちんと整頓されてたという。ベートーヴェンは女性を口説くときに「あなたの美しさに比べれば私の音楽なんて無に等しい・・・」みたいな台詞をよく使ったが(手紙が残ってる)、ブラームスは口が裂けてもこの台詞は言わなかったと思う。(勿論どちらが良いか悪いかを言ってるわけでは決してありません)。 50歳を迎えるベートーヴェンは恋人を失い、孤独で、病魔と闘い死の恐怖でどん底だった。インスピレーションも失いスケッチ帳も空白が続いた。そしてそれまで信仰深いとはとてもいえなかったベートーヴェンはついに神に救いを求め、ミサ・ソレムニスを作曲することで彼自身が復活する。その音楽は従来の宗教曲の枠から大きく飛び出し自由で、その強烈な生命力は聴き手を圧倒する。 50歳のブラームスは3度目の幸せなイタリア旅行を終え充実してた。音楽界から多くの栄誉も受けてたし、この年に27歳の女性に心を揺さぶられ恋に落ち、結婚まで考える(結局ブラームスが踏みとどまった)。ブラームスの3番は余計な音はそぎ落とされスコアは簡潔。その音楽は情熱的で情緒深く、温かい。 そして・・・・この2人の音楽の研ぎ澄まされた美しさと優しい響きには、本当に息を呑むばかりだ・・・。 僕が何を言いたいかというと・・こうやって素晴らしい作品たちのスコアに浸ることができて本当に幸せだということ。神様に感謝です。 あとはどこまで多くの方たちにその素晴らしさを伝えることができるかだ。 藤岡 幸夫 |
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2010/11/01 いつのまにか11月ですね。今月から来年の3月までは怒涛のようなスケジュール(ありがたいことですが・・)でリハーサル・本番・移動を繰り返すうちにあっという間に春が来そうです。 昨日は関西フィルを応援してくれてる成城学園に住む友人宅で食事。 素敵な庭を眺めながら美味しい料理とワインをいただいてきてリフレッシュ! さてさて、まずは明日は加古川の第九合唱団とのリハーサル。 1年ぶりに加古川の皆さんに会えるの楽しみにしています! そうそう禁煙も順調です。おかげで蕎麦の味に今まで以上に敏感になりました。 それではまた! 藤岡 幸夫 彼とは同じ歳でクラシック通。奥様はソプラノ歌手。昨日は彼の可愛いお嬢ちゃんとかみさんたちも含め5人で「シモン・ボッカネグラ」(ヴェルディの歌劇)を聴きながら人生ゲームをやって(これやるの30年ぶり)、そのあとみんなで「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」を見て帰ってきた。普段はなかなかできない、いかにも日曜日という過ごし方ができて楽しかった。 |
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