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2010年7月分


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2010/07/30


昨日は久しぶりの雨が気持ち良かった。
昨日で僕の夏休みは終わり。
今日から大阪に帰って1日(日曜)は関西フィルとシンフォニーホールで毎年恒例のサマーポップス。毎回満席のお客様で、毎年ここでどれだけ新しい関西フィル&クラシックファンを増やせるかが勝負。


この10年でこのサマーポップスがきっかけで関西フィルを聴くようになりましたというお客様がたくさんいてありがたいコンサートなのだ。今年もポップスをシンフォニーのように演奏して新しいファンをつかみます。


毎年8月はこのサマーポップスで始まり凄く忙しく、関西フィルとコンサートが盛りだくさん。夏本番です。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


PS1
この2週間は時間に余裕があったので仕事と関係ない曲をいろいろ勉強できて嬉しかった。やっぱりブルックナーのスコアを開ける時間がおおかったかな。

PS2
最近ラーメンを食べなくなった代わりにしょっちゅう蕎麦を食べるようになった。 昔から蕎麦は好きだったけど、行きたいお店も増えていよいよその深い世界にハマりそう・・・。


   藤岡 幸夫



2010/07/26


日曜の夕方から毎年恒例でかみさんと鎌倉に行って来た。今回は葉山に一泊してスイッチを切ってリフレッシュ。自然に癒されてきました・・・。



大好きな森戸海岸で夕暮れ時を楽しむ。


森戸海岸のすぐ近くの魚料理屋さん。縁側から聞こえるセミの声が嬉しかった。


早朝の海は気持ちいい。奥に江ノ島が綺麗に見える。


毎年訪れる鎌倉の大好きなお寺(北条家の屋敷あとに足利尊氏が建てた)。強い緑の香りとセミの声。


いつもここでしばらく緑を楽しむ。今日は風に揺れる木々の葉の音が心地よかった。



   藤岡 幸夫


2010/07/24


  暑いですね〜! 今年は梅雨が早く明けてくれたおかげで夏の匂いを満喫してます。僕は我が家にいるときは大好きな扇風機を愛用してる。(普段はホテル暮らしが多いので部屋はエアコンで窓は開かないから季節の匂いを楽しめない)。外の鳥やセミの声、それに風鈴の音を楽しみながらスコアを読んでます(さすがにピアノ使うときは窓を閉めてますが・・)。

 さてさて8月は関西フィルとABCとのシンフォニーホールのシリーズが2本(8/1、8/28)に滋賀シリーズ3本(8/8、8/22、8/29)、それにコミュニティコンサートでハイドン(8/11)、吹田のメイシアターでシベリウスの5番とカレリア組曲のCDレコーディングと盛りだくさんで楽しみです。

 そうそう以前も書きましたが関西フィルのサポーター大募集です!!本気で1万人目指します! 入会金+年会費で2000円。コンサートの割引、CDレコーディングにご招待、毎月のメールマガジンやそのほか今後はリハーサル見学やサポーターの皆さんに特別にライブのCDを用意するなど特典をたくさん用意する予定ですので是非とも関東の皆さんもご参加ください!

 サポーターズお申し込みはこちら

それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫



夏の夕空は本当に美しい。空を眺めてるだけであっという間に時間がたってしまう。






2010/07/19


 夏になりましたね!週末は久しぶりにスイッチを切った。友人や親戚の人たちが遊びに来てくれて夜中まで飲んで楽しかった。おかげでいいリフレッシュになりました。


梅雨が明けたとたんに空が変わる。美しい夕空と心地よい風に美味い酒。やっぱり夏は最高です!


   藤岡 幸夫











2010/07/15


    モーツアルトの「レクィエム」の話・・・その1


 先日久しぶりにモーツアルトの「レクィエム」を指揮した。
デヴュー当初マンチェスターの室内オケの首席指揮者だったころよく取り上げて以来10年以上ぶり。

 あの頃僕は多くの研究者が言うように、このレクィエムは「Lacrimosa(涙の日)」まではいいけどその後がちょっとなぁ・・・と感じてた。(モーツアルトはこの第8曲の「涙の日」の8小節目で絶筆。完成せずに天国に逝ってしまい、弟子のジュスマイヤーが補筆完成した。)

 このジュスマイヤー版が一般的な版だったが、現代になっていろいろな研究者が新たに発見された草稿を元にしたりして違う版をいろいろ出してる。僕も当時ジュスマイヤー版以外の版を使ったり勉強したりしたものの・・・。

 今回は結局ジュスマイヤー版を使ったのだけど以前と全然違う印象だった・・・。

ジュスマイヤーが補筆完成させた「涙の日」以降の後半の音楽の悲しさと優しさに勉強してて心を打たれてしまった・・・・・!
確かにモーツアルトの完成した作品ではないし、多少の問題があるにせよ(モーツアルトの草稿が残ってないジュスマイヤー作とされる曲もある。また補筆の完成度も問われてる)、弟子のジュスマイヤーの想いが伝わってくるような気がしたのだ・・・。
きっとそれがこのレクィエムがモーツアルトが完成した作品でないにも関わらず長く愛されてきた理由のひとつなのかもしれないと思うようになった。

現代の研究者がいくら頑張っても結局はモーツアルトの作曲したもにはならないし、また病に苦しみながらレクイエムを作曲したモーツアルトのそばにいた弟子にはかなわない気がする・・・。
(ジュスマイヤー版を尊重した改訂版もあるが、僕は現代までの音楽を知ってしまった研究者たちの補筆は余計と感じる所がある・・・。)


これからはジュスマイヤー版をなんの迷いもなく使うことにした。


 話はかわるが、今年の冬に初めてベートーヴェンの「荘厳ミサ」を指揮する。以前から取り上げたいと思ってたが真剣に勉強したことがなかった。

今週から荘厳ミサのスコアの勉強をはじめたけど、その素晴らしさに圧倒されてる。

もちろん「レクィエム」と「ミサ」の違いはあるが、ベートーヴェンは力強い。
最後に戦争を暗示した上で「我等に平和(平安)を与えたまえ」と何度も繰り返して終わるが、まるでベートーヴェン自身が神のように感じる・・・・!

 先週までモーツアルトの神にもすがるような美しさに浸っていたので、いい意味で対照的なベート-
ヴェンのスコアに惹きこまれる。


音楽は素晴らしいですね・・!


 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!!


   藤岡 幸夫


2010/07/14


 今週はかみさんと鎌倉で一泊して久しぶりの休日のはずだった。
大阪から戻った夜に一杯やりながら旅支度をしてるとホテルから電話が入る。 なんとかみさんが予約日を1日間違えてて、その日にチェックインになっていたのだ。予約は満室で翌日からに変更は出来なかった(海岸の目の前にある隠れ家的な4部屋しかない人気ホテルだそうで・・)。

 すごく楽しみにしてたのだけど、まぁこういう時は笑ってすませるしかなく、それが夫婦円満の秘訣で(普段はかみさんの「忍耐」のおかげで26年やってきました)おかげで我が家で久しぶりにのんびりできてる。勉強もはかどった。

 ところで7月21日に、3月の僕が指揮した東京フィルとのコンサートのライブCDが発売になるのだけど、まだ予約の段階なのにもうアマゾンのクラシックチャートの1位から3位を行ったりきたりしてるらしい。吉松隆さんが編曲したキース・エマーソンの「タルカス」がメインなのでプログレファンが待ち切れないのだそうだ。

 この日のコンサートは東京フィルも強烈で異常なテンションだった。
「タルカス」だけでなく吉松さんがオーケストレーションしたドヴォルザークの「アメリカ」や黛 敏郎さんの「舞楽」も絶対楽しんでもらえると思います。

 それにしてもあっという間に7月半ば・・・・!。

 時間をもっと大切に!・・と改めて心がける。

 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!!


   藤岡 幸夫



「タルカス クラシック meets ロック 〜吉松隆」
2010年7月21日発売、 定価¥2,520(税込)





2010/07/11


今日は関西フィルと毎年恒例の和歌山第九合唱団とのサマーコンサート。たくさんのお客様ありがとうございました。


毎年指揮して9年めの今回は前半がシューマンのピアノ協奏曲で後半がモーツァルトの「レクイエム」。


ピアノソロは和歌山出身の上野絵理子さん。タッチが繊細で美しかった。まだ若いのでさらにスケールアップを期待してます。


合唱団の皆さんは本当によく頑張ったし、9年前のフォーレの「レクイエム」に比べて力をつけてきたと実感できるコンサートだった。


いよいよ来年からが新しいステップ。楽しみにしてます。ソリストの皆さん(ソプラノ山村奈緒子さん、
メゾ・ソプラノ松浦麗さん、テノール竹内公一さん、バリトン押川浩士さん))もとても端正で美しかったし関西フィルも完成度が高い演奏だったと思う。


合唱団の指導の高瀬先生をはじめピアニスト、スタッフの皆さん(9年間ずっと一緒にやってきました)にも心から感謝です。来年からさらなる高みを目指しましょう!


皆さんありがとうございました!


さてさて明日から楽しみにしてた充電期間。4月の関西フィルとの定期から今日まで休みがほとんど無かったのですごく嬉しい。8月からまたハードなのでここでちょっと一息。勉強したい曲がたくさんあるので楽しみ。


それでは皆さんまたコンサートでお会いしましょう!


PS 今日はサッカーをライブでテレビ観戦するつもりだったけど、この2ヶ月の緊張感が一気に緩んで寝てしまいそう……。



   藤岡 幸夫





※7/11 和歌山県第九合唱団夏の大合唱2010 event reportはこちら
2010/07/09


水曜日から二泊三日で関西フィルと3年に一度の四国での学生さん向けコンサート。一般のお客様も聴けるコンサートで丸亀市民会館と観音寺市民会館で全部で6公演。僕はこのシリーズを指揮するのは3度め。毎回楽しみにしてる。


とにかく生徒さんたちが日焼けして明るく元気で爽やか。どの回も気持ちのいいコンサートだった。関西フィルも毎回すごく楽しんで演奏(関西フィルは明るい!)。事務局長の西浜くんのお馴染みの司会も絶好調。若い人たちの笑顔からたくさん元気をもらってきました。今回のコンサートで少しでも多くのクラシックファン、関西フィルファンが生まれてくれたらと願ってます!


皆さんありがとうございました。そしてお疲れ様でした!


明日は関西フィルとリハーサルで明後日は和歌山第九合唱団と毎年恒例のサマーコンサート。今回はモーツァルトの「レクイエム」で前半は和歌山出身の上野絵理子さんを迎えてシューマンのピアノ協奏曲を取り上げます。


合唱団が最後どこまで磨きがかかってるか楽しみです。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



PS
このシリーズでは夕飯も楽しみのひとつ。魚がすごく旨い。日本酒も美味しかったです。 ホテルも海の前で久しぶりに潮の香りをいっぱい楽しんできました。



ホテルの部屋から瀬戸大橋がよく見えて気持ち良かった。



丸亀市民会館の入り口からは丸亀城がよく見える。



   藤岡 幸夫

2010/07/05


昨日は毎年恒例の関西フィルとの吹田メイシアターの七夕コンサート。
たくさんのお客様ありがとうございました!


前半はリストのピアノ協奏曲第2番。この曲はあまり演奏されなくて実は僕もこの曲を指揮したのは初めて。ソロを弾いた川口智輝君はまだ20歳だけどこの曲が大好きという想いの伝わる魅力的な演奏だった。将来が楽しみ。


ソロを弾いた川口智輝君

後半の「新世界」は今まで何度も取り上げてきてるが今回は僕自身に反省点がいろいろあった。運命や第9もそうだけど、何度やっても「新世界」は難しい。
近いうちに関西フィルとまた「新世界」を取り上げます。

吹田メイシアターの響きは素晴らしく、来月には関西フィルとシベリウスのレコーディングをできるのを楽しみにしてます。


メイシアターの熱いスタッフの皆さん、川口君、関西フィルの皆さんありがとうございました。


さてさて明日は関西フィルとリハーサルで明後日から2泊3日で四国で学生さん向けのコンサート6公演。そして日曜日は和歌山フォルテ合唱団とモーツァルトの「レクイエム」他。
今週も体力勝負。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


PS モーツァルトのレクイエムはデビュー当初よくイギリスで指揮したけど、今回久しぶりに取り上げる。すごく新鮮に感じる。日曜が楽しみ。


   藤岡 幸夫


※7/4 吹田市メイシアターでの七夕コンサートevent reportはこちら
2010/07/03


昨日は和歌山フォルテ(合唱団)とリハーサル。よく考えるとこの合唱団との付き合いは15年になる。とにかくみんな明るくて元気。


関西フィルとの毎年恒例の夏のシリーズは今回が11年目でモーツァルトのレクイエム。アンサンブルや音程もこの11年でずいぶん良くなってきたので11日の本番が楽しみだ。


今日は神戸ポートピアホテルで僕を応援して下さってる関西の後援会のみなさんとのパーティー。


ゲストのソプラノの並河寿美さんも素晴らしい歌唱を披露してくださり、楽しい会となりました。みなさんありがとうございました。





この11年、関西フィル&藤岡を応援してきてくださってるファンの皆さんには本当に感謝してる。


おかげでコンサートのお客様も増えたし、4月の定期はシンフォニーホールで今世紀最高の入場者数だったそうだ(シンフォニーホールは補助席、立ち見がある)。それでも関西フィル&藤岡はまだまだこれから。どうなるか楽しみにして欲しいです。


さてさて明日は毎年恒例の吹田での七夕コンサート(「新世界」他を取り上げます)。毎年この吹田で夏が始まります。メイシアターのお客様の雰囲気も大好きなので楽しみ。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫




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