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2010年3月分


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2010/03/29   「Sachioの独り言」


 1年前の今日の昼ごろ大阪にいる僕のところに突然東大病院から電話がかかってきた。かみさんが腹膜炎で腸が破れて命も危ないからすぐ来てくださいということだった。

 僕は真っ青になって大阪の部屋を飛び出して東京の病院に向かった。どうやって病院に行ったかその間記憶にない・・。

 大手術の後、かみさんはちょうど桜が咲いて満開となる2週間近くの間病院の集中治療室にいて、ろくに口もきけなかったしどうなるかわからなかった。 人間なんてゲンキンなものでこうなってくると僕も今までいろいろなことでかみさんに申し訳なかったと後悔してカミサマにも手を合わせてお願いする毎日だった。

付き合いはじめて25年、結婚して20年経つ、一つ年上のかみさんの有難さ大切さを改めて思い知った1週間だった。
おかげさまで今では全快して以前以上に元気になってる。


 今年も桜が咲き始めた・・・。

これから僕にとって毎年桜の季節は懺悔・・・じゃなかった・・感謝の季節なのです。


   藤岡 幸夫


 
例の名前のわからない植物が花を咲かせた。ちょっと嬉しかった。



昨日は宝塚に住んでいたかみさんの祖母の納骨だった。すごく寒くて天気も悪かったけど、一足先に満開になった桜は鮮やかに咲き乱れていた・・・。
2010/03/27


 22日の祝日は大学の大同窓会で同期生が1200人集まった。卒業25年たって改めて同期生の結束を固めるという伝統的な素晴らしい行事。また僕にとっては東京で関西フィルの存在を沢山の人たちに認知してもらえるチャンスでもある。すごく楽しかった。スタッフの皆さんありがとうございました!


 23日は大阪に帰って日経新聞の取材の後、関西フィルのメインスポンサーのダイキン工業井上会長のご招待で大相撲大阪場所を見に行く。生で見る横綱は、姿も相撲も美しく、力強く、品格が高く他者を圧倒していた。勉強になります。


 24日は関西フィルと大阪国際会議場メイン・ホールで大阪青年会議所の60周年式典に参加。10年前の50周年の式典にも参加させていただいたが大阪の将来を担う各企業の方たちと交流をもてるのは嬉しいことだ。豪華な素晴らしい式典だった。
 また前回も感じたけどすれ違う方たちは知らない方でも皆さん必ず明るく元気に挨拶してくる。体育会系の礼儀がちゃんと行き届いて気持ちがいい。
 我々は冒頭からいろいろな曲を効果的に演奏して最後に「フィンランディア」と「マイスタージンガー」前奏曲を聴いていただいた。


 昨日からマーラーのスコアにどっぷり。5番はマーラーが最初に書き始めたという長大なスケルツォがネックで難しい。この楽章を何処まで掘り下げ聴き手を飽きさせないかで交響曲全体のクオリティが決まる。


 今月の31日はNHKホールでオーケストラの日のコンサート。関西の各オーケストラと指揮者が集まってコンサート。関西フィルは飯守先生が指揮するので僕は合同オーケストラを指揮する。


 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!!


   藤岡 幸夫




僕は大学時代は全く学校に行かなかった(いまだに卒業できたのは奇跡と言われてる)。それでも1年のときだけは出席がうるさかったので学校に通った。写真はそのときの仲良しのみんなで、会うのは25年振り・・!すっかり忘れていた僕にとってわずかなキャンパスの思い出が鮮やかによみがえった・・! 



ます席で見る大相撲はテレビで見るよりずっと迫力がある。それとお弁当がすごく美味しかったです。


2010/03/22


   「忘れ物」 の話


 僕がコンサートで忘れ物をしてしまう中で一番多いのはズボンのサスペンダーだ。東京や大阪のホールの時は本番前の休憩時間にデパートに買いに行く。ちなみにその次に多いのが本番用の黒い靴下。これはコンビニに行けば買える。

 先日もアンサンブル金沢とのコンサートで金沢から七尾に移動する直前にサスペンダーを忘れたのに気がついた。
慌てて駅周辺のお店を走って周ったけどどこにもなくて、仕方なく大きな安全ピンを買ってきて何とかするつもりだったが、オーケストラのスタッフの方が貸してくださって事なきを得た。
サスペンダーが無いと指揮してる最中に本当にズボンが落ちてきて大変なことになる。

 そういえばアンサンブル金沢の音楽監督の井上道義さんがロンドンでマーラーの「復活」をしにきた時に、僕はデヴュー前でリハーサルを見学してたが、リハーサル後に道義さんの控え室に伺ったらサスペンダーが無い!という騒ぎになっていて道義さんとロンドンの中心街を走り回ったことがある。
そのときは何処に行っても全然無くて結局ディズニーのショップで見つけたミッキーマウスのサスペンダーを買って使うことになった。
ステージでマーラーを振ってる最中にちらちらとミッキーマウスが見えてなんとも微笑ましかった。

 ところで僕が今までした忘れ物の中で最悪だったのがスコア。
イギリスでBBCフィルハーモニックとデヴューした時の2日目のコンサートのことで曲目はチャイコフスキーの「悲愴」交響曲。
本番になって指揮台に上がってスコアを開けたら「悲愴」ではなくて交響曲4番だった・・・!。
 
 チャイコフスキーの交響曲はどのスコアも色が水色で僕が間違えて家から4番のスコアを持ってきて(次の日に音大のオケと4番のリハーサルがあった)そのままステージマネージャーに渡してしまって彼も気がつかなかったのだ。

 BBCフィルハーモニックは暗譜で指揮する指揮者にはすごく厳しくて怖かったので (カッコつけで暗譜で指揮する指揮者が多いというのが理由) 仕方なく4番のスコアを適当にめくって指揮した。
あのころは時間に余裕が充分あったからいいが、今思い出すとちょっとゾッとする。 そのとき以来スコアを忘れたことは一度も無い。

 ちなみにデヴュー以来一番恥ずかしかったことは、コンサートで前半が終わったあとの休憩中にお客様の一人がロビーでオーケストラのスタッフのところに来て、「指揮者の社会の窓が開いています」と教えに来てくれたこと。慌てて僕の控え室にスタッフ氏が伝えにやってきた。 僕も慌てて確認すると全開になってた・・・・・

 というわけで今日は東京に戻ってきてちょっとのんびり。今日は勉強しない。午前中は髪を切りに行って、昼は近所のイタリアンレストランで妹の家族とランチ。可愛い姪っ子たちに会えるのが嬉しい。昼間からワインだ。夕方からは大学の同級生が卒業25周年を祝う大同窓会。先週から頭がパンパンだったのでリフレッシュしてきます。


 それではまた・・・!



   藤岡 幸夫



2010/03/21


 昨日は大好きな中之島の大阪市中央公会堂でのシリーズ。お客様も満席でありがとうございました!


前半のブラームスのソロを弾いた瀧村依里さんは15歳からの付き合いで、音楽の品格が高くスケールアップして成長したなぁと嬉しかった。


後半のシューマンの1番は僕のこの曲に対する想いを関西フィルが分かってくれて生命力溢れた演奏。
ありがたいことです。


昨日は外もぽかぽかで春の香りがいっぱい。


皆さんありがとうございました!


今日は関西フィルと琵琶湖ホールで4回めを迎える親子コンサート。
こちらもたくさんのお客様でとても明るくて温かい雰囲気。


後半に取り上げた「白鳥の湖」のハイライト版はこの10年何度も取り上げてきた関西&藤岡の十八番。 関西フィルの情熱的なパフォーマンスでお客様にも喜んで頂けたと手応え。
今回は四羽の白鳥と、王子とオデット姫のデュエットを地元のバレエ団の方に踊っていただいた素敵な企画でした。


皆さんありがとうございました!


それにしても昨日はヨーロッパの香り溢れる歴史ある大阪市中央公会堂(重要文化財)、今日は美しい琵琶湖の目の前にある日本を代表する素晴らしい音響のびわ湖ホールとコントラストがあって嬉しい。
関西には個性的な素晴らしいホールが多い。


関西フィルは超過密スケジュールにも関わらずモチベーションが高い。本当に頭が下がります。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



今日は本番前に琵琶湖を眺めながらコロッケパンをほおばってた。もうすぐ桜の季節だ・・・!



   藤岡 幸夫


※3/20 大阪市中央公会堂公演 event reportはこちら
※3/21 びわ湖ホール公演 event reportはこちら

2010/03/18


  シューマン 交響曲1番 「春」 の話


 20日(土曜)に関西フィルの中之島シリーズで大好きなシューマンの交響曲1番「春」を振る(関西フィルとは2度目)。

 シューマンは大柄で寡黙で繊細だったけど情熱的な人だった。彼の交響曲はロマンに溢れる。

 例えば一つ年上のメンデルスゾーンは天才でオーケストレーションのテクニックが素晴らしくまたフォルムが美しく品格が高い。指揮者としてもすごく有能だった。

 一方のシューマンは語弊があるかも知れないがすごく情熱的でありながら不器用。指揮者としても評価されなかった。それでも彼の音楽は斬新なアイディアに溢れ、音楽が自由でまさにロマン派のパイオニアだ。

 この「春」の交響曲はシューマンが情熱的に愛したクララとの結婚がやっと認められて(クララの父親が猛反対してなかなか認めてもらえなかった)充実した時間を過ごせるようになって着手され、ベートーヴェンの後を継ぐ交響曲を書くという強い信念を持って書かれた力作だ。(その2年前にシューベルトの「グレイト」交響曲のスコアに初めて接して大きな影響を受けたとも言われてる)。



 「おお、変えよ、変えよ、おまえの歩みを 谷間に花が開く!」

 シューマンがこの交響曲を作曲するにあたって大きな影響を受けた詩行だ。

1楽章(初演時のタイトル「春の始まり」) は、冒頭まさにこの詩の叫びのように金管のファンファーレで始まりそれに続く序奏はすごく立体的でスケールが大きい!! 音楽は喜びに溢れ蝶が舞い谷間に花が咲き乱れ緑の匂いがしてくるようだ・・。
またなんと珍しくトライアングルが活躍する。
そして再現部の前で導入部のかたちが戻ってくるところは強烈だ。
軽薄な言い方になるけどすごくカッコいい。また調性も変ロ長調で(終楽章も同じ)オーケストラもよく鳴ってギラギラしてる。

ところで僕がすごく好きなのが1楽章の最後にテンポが落ちて優しく美しい旋律を歌い上げるところ。まるでとなりにクララがいて幸せいっぱいで春の香りがたちこめるよう・・・・交響曲にこんなにロマンティックで自由な音楽はそれまで無かった。

2楽章(初演時のタイトルは「夕べ」) はラルゲットで変ホ長調の調性も効果的で深く美しい音楽。ここでもヴィオラが重要な旋律を受け持ったり、同じ小節でも各パートのダイナミックス指示が異なったり、内声部の動きがかなり工夫されていてこの時代としてはすごく新しい。和音の進行が優しくそしてなによりロマンティックだ。
最後にトロンボーンがピアニッシモで奏でるところはまるで夕闇のよう(このメロディは次の3楽章とも上手くつながりができてる)。この交響曲はトロンボーンが活躍するのも大きな特徴の一つだ。

3楽章(初演時のタイトルは「楽しい遊び」) 二短調の力強いスケルツォ。中間に楽しいトリオが2つ用意され最後は夢見るようなシューマン独自の浮揚感が新鮮だ。
専門的な話になるが指揮者によって違うのがそれぞれのトリオから第一主題に戻るとき(2回ある)スコアの印刷通りか、間を空けるかで(何でもないようで)実はかなり空気が変わってくる。

4楽章(初演時のタイトルは「たけなわの春」) は強烈な序奏で始まりその後に続くテーマはすごく遊戯的。ちょっとはしゃいでいるようですらある。 
トロンボーンが活躍したり、再現部の前でホルンとフルートのソロがカデンツァになっていて見事に自然を描写したりするのもすごく自由で新しい発想。
音楽は喜びと生命力に溢れ最後は力強く終わる。(最後に変ロ長調に戻ったときオーケストラがよく鳴ってすごく気持ちいい。)


シューマンはこの14年後に投身自殺をはかり(失敗する)最後は精神病で天国に逝ってしまうのだけど、この交響曲の持つ生命力からは信じられない・・・!

このときのシューマンは高嶺の花といわれたクララを妻にして(当時の収入はクララの方がずっと高かった)、作曲家として高みに昇るために自分自身を奮い立たせてた一面も感じる。

20日の関西フィルとのコンサートではヨーロッパの香りがする歴史ある美しいホール(大阪市中央公会堂)を春の香りでいっぱいにしたいと思ってます。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫






大阪市中央公会堂(旧中之島公会堂 / 国指定重要文化財)

2010/03/17


 日曜のオペラシティの余韻に浸る間もなく、月曜は大阪で関西フィルとリハーサルした後に金沢に入り、今日はアンサンブル金沢と七尾の定期演奏会。


アンサンブル金沢と七尾でコンサートするのは二度目だけど移動中に日本海沿いを走るのが大好き。今日も日本海は力強かった・・・!


プログラムはオケだけの曲では外山雄三さんの「ディヴェルティメント」や吉松隆さんの「アトムハーツクラブ」組曲の2番を取りあげたけど、今回はなんと言っても日野皓正さんとの共演だ。


実は僕は中学ではトランペット吹いてたし、大学生時代も日野さんのアルバムはよく聴いた。今回初めてお会いするので楽しみにしてた。


日野さんは67歳とは思えないほど若々しく悪戯少年そのままで、音楽を愛して愛して止まなのが伝わる本当に素晴らしい演奏だった。

「俺はヘタクソだからまだまだ勉強しなきゃなんないんだよ」と少年のような瞳で僕に語ってくれた日野さんはすごく謙虚だ。若さの秘訣はタバコもお酒もやらず、健康のためにゴルフとスキー(一級の腕前)が趣味だそうだ。


そしてアンサンブル金沢の演奏も美しく、日曜のオペラシティのときの強烈なテンションとはまたいい意味で対照的な幸せなひとときでした。


結局人の心を打つ素晴らしい音楽にはロックもジャズもクラシックもジャンルなんて関係ないのだ。


それから七尾の熱心なスタッフの皆さん、たくさんのお客様に感謝です。


アンサンブル金沢とは高岡公演(5/13)定期(5/14)で一柳先生の交響曲7番やピアノ協奏曲でまた共演できるのを楽しみにしてます。


今週末は関西フィルと中之島と琵琶湖ホールで本番。こちらも楽しみ。

それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



日野さん明るく温かくチャーミング。また共演したい。


左はジャズピアニストの石井彰さん。セクシーなピアノで日野さんとあうんの呼吸で素晴らしいパフォーマンスでした。


   藤岡 幸夫


2010/03/14


今日は東京オペラシティで「新・音楽の未来遺産」

東フィルは凄かったです。リハーサルからプログレッシブロックマニアのコンサートマスターの荒井さんをはじめやる気満々。


一曲めの吉松さんの「アトム・ハーツ」から団員さんがロッカーの様。効果的なところは全て恥ずかしいくらいに(そこまでやらなきゃ意味がないのだ)しかも楽しそうに誇張してくれた。弦楽合奏のブギウギにロックンロールってかなり気持ちいい。


2曲めのドヴォルザークの「アメリカ」の吉松さんのアレンジが抜群でピアニストの中野翔太君も素晴らしかった。これを聴いてオリジナルの弦楽四重奏を聴きたくなった人が絶対いるはず。必ず再演します。


3曲めの黛さんの「舞楽」はオーケストラがロックとは対照的な素晴らしい東洋の響きを出してくれた。完成度も高かった。なんとも妖艶な世界。


4曲めがいよいよキース・エマーソンの「タルカス」。とにかくすごく難しいのでリハーサル前は心配だったけど東フィルが強烈なパフォーマンスをしてくださいました。
いやはや・・・「タルカス」から産まれてくる異常なアドレナリンをオケ全体で感じるというか・・・クラシックとはまた違う体験だった。
覚醒した感じかな。


吉松さんのアレンジも見事だったと思う。


それから東フィルのスタッフの皆さんにも感謝。
今日は新しいお客さんがたくさんいたけどすごく大切なことだと思う。
これからクラシックの世界は変わっていくし、いい意味で変わらなきゃいけない。このチャレンジ精神は素敵なことだ。


それから今日のコンサートはコロンビアがライブ録音したのでCDになるはずです。


幸せな3日間でした。皆さんありがとうございました!



今新幹線で大阪に向かってます。明日は関西フィルに帰って20日の中之島のシューマンの1番、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、21日の琵琶湖のチャイコフスキーの「白鳥の湖」のリハーサル・・・・・・! こちらもすごく楽しみ。

クラシックの指揮者に戻ります。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



コンサート後にコンサートマスターの荒井さん(素晴らしいリーダー!)、吉松さん、中野翔太君と



隣の女性はキース・エマーソンのフィアンセの真理さん。キースは演奏旅行の準備で来れなかったけど代わりに駈け付けてくださいました。キース・エマーソンと電話で話した!けどすごく喜んでくれてました。


PS1
今日のコンサートを楽しんでくれた方は絶対聴くべし。
吉松さんの交響曲3番と5番は強烈なプログレの世界です。


吉松 隆:交響曲第3番/サクソフォン協奏曲‘サイバーバード’
(指揮:藤岡幸夫 サクソフォン:須川 展也 BBCフィルハーモニック) 1999/7/20


吉松 隆:交響曲第5番/鳥たちの祝祭への前奏曲/アトムハーツクラブ組曲 II
(指揮:藤岡幸夫 BBCフィルハーモニック) 2003/6/24



PS2
ベランダのチンチョウゲのつぼみが開いて大好きな香りがするようになった。パンパンになった脳ミソが癒される。この匂いがするともうすぐ桜の季節がやってくる・・・!




   藤岡 幸夫


※3/14 「新・音楽の未来遺産」 event reportはこちら
2010/03/09


 今日はピアニストの中野翔太君と14日の東京フィルとのコンサートの打ち合わせ。 彼とは初共演だけど噂通りの品格のある素晴らしいピアニストだ。

 ところで彼がソロを弾いてくれる吉松さんの編曲によるドヴォルザークの弦楽四重奏曲のオーケストラ版、すごく面白い。2楽章ではトランペットのミュートのソロが出てきちゃったりして (それが見事にマッチしてる)ニヤニヤしながら勉強してる。それに何よりドヴォルザークのオリジナルが素晴らしい音楽で時に編曲だと忘れてしまう・・!

 前半はの1曲目は吉松さんの「アトム・ハーツクラブ」組曲の1番を久しぶりに振る。こちらは弦楽合奏のロックンロールだ。

 後半は黛さんの「舞楽」と吉松さんのアレンジのキース・エマーソンの「タルカス」。

 「舞楽」は実は初めて振るのだけど、その壮麗にして東洋の妖しい響きが素晴らしい。20世紀の現代音楽で数少ない(失礼!)聴いてて飽きない傑作。

 悪魔の宿った「タルカス」はとにかく難しくて大変。オリジナルはすごくカッコいいのだけどそれを大オーケストラでやろうっていうのだから半端じゃない(吉松さんの気合の入ったアレンジ!)。 アンサンブルを崩さずにどこまで暴走できるかが勝負。今回の東京フィルのコンサートマスターの荒井英治さんはこのプログレッシブ・ロックのマニアで有名だから心強いしすごく楽しみ。


 それではみなさんコンサートでお会いしましょう!!


PS 今月のプログラムは初めてやる曲や初演やらで先月から朝から晩までスコアにどっぷり。この東京フィルのコンサートのあと大阪に移動して月曜日は関西フィルと中之島(20日)のシューマンとブラームスの最初のリハーサルに琵琶湖ホール(21日)のチャイコフスキーのリハーサルのあと金沢に移動して火曜日からアンサンブル金沢とジャジーなプログラム・・・。ロックに現代音楽にクラシックにジャズと頭の切り替えが結構大変。

こうなってくると夜寝るときシーンとしてると頭の中で音符がぐるぐるしちゃって全然眠れない。そこで枕元用に安いCDプレーヤーを買ってきた。 バッハやモーツアルトを試したが余計目が冴えちゃって全然ダメ。ワーグナーなら眠くなるかと思ったけどプレイヤーが全然再生仕切れなくてイライラしてダメ。 こういうときは城達也のジェットストリームがいいのだけどチープなアレンジの曲がかかると気に障る。

そこで「ザ・ヒットソングスー心の歌謡曲ー」というCDを試してみた(何でこんなCDがウチにあるんだろ・・?)これがなかなか効果的。いしだあゆみの「ブルーライト ヨコハマ」から始まって新沼謙治、ヒデとロザンナ、佐川満男(って誰やねん?)あたりでいい具合に気持ちよく眠くなってくる。たまに聴く歌謡曲ってなんだか妙な安心感があっていい・・・。 しばらくこの昭和の歌謡曲で安眠できそうだ・・。


   藤岡 幸夫



ウィーンフィルを初め欧米の一流オーケストラと共演して絶賛されてる中野翔太君。素晴らしいピアニストです。


キース・エマーソン氏公式サイトで3月14日公演について書かれています!
3/14公演で演奏される「タルカス」はキース・エマーソンが1971年に作曲し、アルバムのタイトルともなったロック組曲です。3/14公演では吉松隆編曲によるオーケストラ版が初演されます。
◆キース・エマーソン公式サイト(英語)はこちら
◆キース・エマーソン公式サイト運営の日本語ブログはこちら
<管理人>

2010/03/04


昨日の夕方から那覇に来てる。

関西フィルのメインスポンサーのダイキン工業主催の女子プロゴルフのダイキンオーキッドの前夜祭のパーティーに出席するためだ。
ぼくはゴルフはやらないけどこの前夜祭には関西フィルの理事の皆さんをはじめ普段関西フィルがお世話になってる財界のそうそうたる方々が集まるので毎年必ず西濱事務局長と皆さんにご挨拶に行く。

それにしても羽田空港から帰りの那覇空港にいたるまでのダイキンのホスピタリティは凄い。一流の仕事の見本のようだ。


今朝ひと勉強したあとにホテルの周りを散歩した。
那覇の街はすでに夏の甘い香りがいっぱいしてわくわくする。

僕はこの魅惑的な匂いにめっぽう弱い・・・。この街にいたら勉強できなくなるので午前中の飛行機で那覇をあとにする。


今週は14日に東京フィルとオペラシティで取り上げる吉松さんと黛さんのスコアにどっぷり。


吉松さんのドヴォルザークの「アメリカ」のリミックスバージョンはオーケストラとピアノソロでヴィヴッドにとんで面白いし話題のピアニスト中野翔太君との共演も楽しみ。


70年代を席巻したプログレッシブロックのキース・エマーソンの名作「タルカス」のオーケストラバージョンも強烈で吉松さんの意気込みが伝わる。
新しいダイナミックにして華麗なオーケストラサウンドを堪能してもらえるはずだ。


その一方で黛さんの「舞楽」は20世紀邦人作品の代表的傑作。オーケストラから邦楽器の響きが見事に引き出されその音楽は艶っぽく妖しげでありながらダイナミック。 和洋が混合した壮麗な響きで聴き手を飽きさせない。

14日がすごく楽しみ。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫



街は夏の香りでいっぱい。朝の散歩が気持ち良かった。なんでもない通りでも椰子の木が誘惑してくる。
2010/03/01


 今日は勉強の合間をぬって息抜きにお墓参りに行ってきた。

藤岡家のお墓は近所にあるのに以前は全然行かなかったけど最近はちょくちょく足を運ぶ。


墓地は都内なのに緑が多く鳥たちの声が嬉しい。
今日は雨上がりなので土のすごくいい匂いがした・・・。土っていいもんだなぁと今更ながら感じる。


自然の香りの中でしばらくぼーっと空を眺めるだけでいいリフレッシュになった。

今週からスケジュールがまたきつくなるので気合いが入ります。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫




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