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2024/1/9

「ニューイヤーコンサート2024」   Fu(ふ)

2024年1月7日 文化パルク城陽 プラムホール
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
ソプラノ/村岡瞳(1)
テノール/中島康博(2)
コンサートマスター/堀江恵太


ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲 より「スイス軍の行進」
グノー/歌劇「ファウスト」宝石の歌(1)
プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」より「冷たい手を」(2)
プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」より「ムゼッタのワルツ」 (1)
ヴェルディ/歌劇「リゴレット」より「女心の歌」 (2)
マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」
ヴェルディ/歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」 (1,2),

ヨハン・シュトラウスII/
ワルツ「ウイーン気質」
ポルカ「観光列車」
ワルツ「ウィーンの森の物語」
ポルカ「クラップフェンの森で」
ワルツ「美しく青きドナウ」

  ヨハン・シュトラウスI / ラデツキー行進曲


城陽でのニューイヤーコンサート、今年からエントランスホールでウェルカムコンサートが復活です。当たり前ですが無料です。
今回は弦楽四重奏、ヴァイオリンが友永健二・柏山七海、ヴィオラが飛田千寿子、チェロが玉木俊太の皆さんです。ギャラリーには例により藤岡さんが潜んでいたりしましたが、盛り上げる声でどこにいるかすぐわかる、という。
曲の説明は友永さんが進めながら、演奏されたのは、ハイドン/弦楽四重奏曲第81番「挨拶」第1楽章、宮城道雄「春の海」、ヴェルディ/歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」(本編でも取り上げる曲をこちらでも演奏)、ガーシュウィン/アイ・ガット・リズムでした。

ホール内に入るとロビーで城陽名産の碾茶(てんちゃ, 抹茶の原料)を水出しで振る舞い、新春セレモニーも復活、ですが強く案内はしないで、混雑は避けたようにも思われます。
そのセレモニーでの挨拶は能登の地震に言及がやはり多く、奥田城陽市長の冒頭がまさにそれ、以降発言の趣旨を恣意的に拾うと、奥田市長が藤岡さんを城陽広報大使として紹介、また(城陽市は建設工事が続いているので)市内市外の方々に変わる城陽を見てほしいという話でした。藤岡さんは城陽観光大使と自己紹介した上で、24回城陽ニューイヤーの指揮台に立つと30代が60代に、という話、コンサートマスターの堀江さんは城陽初めてという話、ソリストの村岡さんは音楽を通してハッピーに、という話、同じくソリストの中島さんは西城陽高校出身なので、10代の時からこのホールで歌い踊っていたという話、ホールからは多分館長さんだったと思います、美声の後に話すのは心苦しいという枕でした。

指揮台にスポンサーが書かれているのは、関西フィルでは普通の風景ですが、今回も協賛の1社1組合のお名前が書いてあり、前年度よりデザインが大幅にグレードアップしていました。

演奏の前半は歌劇から。「ウィリアム・テル」のあと藤岡さんの挨拶。新春セレモニーで話したことの繰り返しと市長・ホールの献身的協力の話をして、村岡さんに出てきてもらい「宝石の歌」の紹介を依頼。村岡さんは関西弁のアクセントでこういう場面の歌、という話を進めます。次は中島さんに出てきてもらい「冷たい手を」の紹介を頼むのですが、中島さんは話すと長くなるから、配布のプログラムの説明を見てください、で済ませてしまいます(場内笑)。中島さんは西城陽高校出身、合唱部OBですから、後輩が来ているという話から藤岡さんが最近合唱部と共演していないから来年は一緒にやろう、と同じく来ていた顧問の先生に声をかけて「営業終わり」と言ったものですから場内から大きな笑いが出ました。
「ムゼッタのワルツ」以降は藤岡さんが曲を紹介しながら進みます。「カヴァレリア・ルスティカーナ」はオペラってどうだろうという方(初心者)にお勧め、何しろ短い(場内笑)とか、また曲の美しさとか、「ゴッドファーザー3」に使われていることを話して、また「乾杯の歌」は紹介は非常に短かく、でした。

後半は昨年同様ヨハン・シュトラウスII世の曲だけ、違うのはアンコールは父I世の曲だということだけです。
藤岡さんだけがまず出てきて、ヨハン・シュトラウスII世の曲はウィーンの人を励ますためのものが多く、(当初は)踊るためではないという説明から始まり、「ウイーン気質」もその一つとのこと、次の「観光列車」は汽笛の音が入るのですが、吹鳴は藤岡さんでした。また演奏前に城陽初登場のコンサートマスター、ということで堀江さんを紹介していました。
「ウィーンの森の物語」はウィーンの森に入った時の周りの状況の説明もあったのですが、「ウイーン気質」同様なかなか演奏依頼が来ない曲だそうで、城陽だからやらせてもらった曲とのこと。「美しく青きドナウ」はいつもの説明のうち普墺戦争の敗北に関わることだけ説明して、ドナウ川は恋をしている人には綺麗に見えるという話は今年はカットでした。

アンコール前に城陽での今年の関西フィルの予定で、定期演奏会は「お早めに」というこれは営業というより注意喚起かもしれない案内、また関西フィルはいろいろな指揮者であちこちで演奏会がある話、「エンター・ザ・ミュージック」の話、そして西城陽高校合唱部への営業を再び…営業というより菅野祐悟さんに曲を依頼する時みたいですが…でした。


以上です。

注: 上記は当日の舞台上での説明等から一部を拾っているだけで、往々にして最重要なことが抜けています。

Fu(ふ)
2023/11/16  「『プロ根性』学びました」  noritaro18

11/11(土)岡山県津山市のホテルで開催された、藤岡先生の講演会に参加させていただきました。題目は「ステージの裏側とプロ根性」。そもそも、津山市で講演会!と驚きましたが、藤岡先生と津山との深いつながりに感銘しました。
講演会はステージの裏話などとても楽しく、あっという間の時間でした。印象的だったのが、イングリット・ヘブラーさんのお話でした。「of course!I'm professional!」先生の著書にもありましたね。そして、渡邉暁雄先生からのお言葉「人の悪口を言ってはいけない。音楽まで汚れる。」藤岡先生の「相手が自分をどう思おうと相手を好きになることが大切。好きは嫌いより遥かに大きな力がある。」直接先生からお言葉を聞き、大きな力をいただきました。
箕作阮甫先生の六代末裔であること、渡邉暁雄先生が創設された津山国際総合音楽祭(亡き父と行っていました)での深いご縁があること…津山市出身の自分としては大変うれしい限りです。
生きていると困難なことがたくさんありますが、音楽にはいつもパワーをいただいております。今度演奏会に行ける!また行きたい!次のエンターの放送が楽しみ!解説が面白かったからもっと勉強したい…などなど。「プロ根性」…自分の仕事との向き合い方も考えさせられました。自分も少しでも精進しながら、これからも応援させていただきたいと思います。お身体には気をつけて、生涯現役!でお願いいたします。稚拙な文章で失礼いたしました。
2023/8/20   「懐かしく素晴らしい一日」   いずみん


今日は、とてもとても(10年以上振り?)久しぶりに文化パルク城陽へ。
亀井聖矢さんと関西フィルハーモニーとの演奏会♪
最初に、先日亡くなられた飯守泰次郎先生への追悼の意味でバッハ"G線上のアリア"が演奏された。とても厳かな気持ちになった。天国で安らかにお休みください、、と祈りながら聴かせていただきました。

さて
亀井聖矢さん登場!待ちに待っていたので、ちょっとふわっとした空気が流れましたが 演奏が始まると会場の空気も一変。 難解な旋律とリズム 全身から奏でられる"音"で音楽を表現される世界に 魅了された。 亀井聖矢さんと関西フィルは、昨年共演されてるので息もぴったり! 悲しい短調の曲に終わらない深みや美しさ、激しく打ち鳴らすピアノに心揺さぶられる。
もっと聴いていたかった!  京都ではきっと珍しい程の大勢のスタンディングオベーション!周りもたくさん立ち上がる。私も初めて立ってみた!  亀井聖矢さんの、弾き終えた満足感と聴衆の反応への驚きと高揚感、、幸福感が客席と舞台に満ち満ちる。 あんな難曲の後に "ラ・カンパネラ"をアンコールで熱く感情たっぷりに弾いてくださった。 亀井聖矢さんを見ていたいのに、涙で滲む。。 素晴らしい時間をありがとうございました。

第二部。ヴェートーヴェン 交響曲第七番。
始まる前に、藤岡さんが"いやあ 空席が目立ったらどうしようかと思った。残ってくださってありがとうございます、、とちらっと本音?を?話されて 演奏が始まる。
バッハやプロコフィエフで 少し緊張したりマイナーな気持ちになった気分が一転、明るく楽しく元気をもらえた! 演奏後の "亀井君でこんなにお客様来てくださって、どれだけリピーターを増やせるか、命かかってます。また絶対!お会いできるように!ロンドンデリーの歌" と ベト7とは違う曲で魅了された。

終演後、亀井聖矢さんのCDを買った方にはサインがもらえるとのことで列に並んで 念願のサインをいただけた!亀井聖矢さんがサインしてくださってる僅かな間に 一番お伝えしたかった事を伝えられて、最高の笑顔でサインしたCDを返してくださったので こんなに幸せな日はありません。最高の一日をありがとうございました!  またキッカケがあれば演奏会聴きに行くのもいいなぁと思えましたよ!
2023/8/7

タイトル:「エンター・ザ・ミュージック」を見て
ペンネーム:青い鳥

 8月5日の「エンター・ザ・ミュージック」で広上さんとの対談、これは実に良かった! 広上さんの現代音楽への憂い、たとえがユニークで痛快でした。奥さんの感想も素直でとても納得しました。指揮をする立場でよく言ってくれたと思いました。現代音楽ではほとんど聴くものがないのでバッハ、モーツァルト、ベートーベン、ブラームス、チャイコフスキーを聴いていますが、それは十分以上に満足できるものだし何の問題もないのですが、この番組がきっかけになって少しはこれからの音楽に期待できるかなと思いました。

2023/7/18

藤岡様

7/15(土)関西フィルハーモニー管弦楽団 第339回定期演奏会では、大変お世話になりました。
合唱団員として、舞台に立たせていただいたこと、まだまだ感動の余韻に浸っております。

アンドリュー・ロイド・ウェッバー作曲の
レクイエム
初めて楽譜を手にした時は、とても混乱いたしました。
7拍子あり、5拍子あり、しかもコロコロと変拍子や転調。
ソプラノの音域ではない低音、突然鳴り響く不協和音、、。
難解な曲でしたが、合唱指導の畑先生が丁寧に教えてくださり、演奏会が近づくにつれて団員ほぼ全員が「この曲、好きー♪」「ハマったぁー」と言ってました。

関西フィル合唱団として、新しい扉が開かれた曲との出逢いだったと思います。
ありがとうございました。

打ち上げパーティーも楽しく盛り上げてくださりありがとうございました。
次回も藤岡様の指揮で歌えるよう、日々邁進してまいります。

関フィルコア団員 M


以下、打ち上げ写真


関西フィルのチューバ奏者 吉野竜城さん。今年還暦。



ソプラノソリスト並川寿美さん。高校生の時に畑先生の授業を受けてたそうです。



テノールソリスト村上敏明さん。打ち上げで「オーソレミーオ」を歌ってくださいました。



藤岡さんと村上さんへのインタビューで、参加者全員大爆笑♪



ボーイソプラノ、マックス・トーマスくん。彼の美声で心清まりました。カメラを構えているのは、お父様。



合唱指導の畑先生
2023/6/5

「藤岡幸夫オフィシャルファンサイトのお誕生日おめでとう!」 ファンのひとり

管理人さま、6月1日、藤岡さんのファンサイト公認記念日ですね。2007年から早くも16年間、サッチーファンのために 盛りだくさんの情報提供、またファン同士が繋がれるようなファンサイトを続けてくださってありがとうございます。
いまやFacebook, Twitterなどの時代の波にも乗りつつ、コンサートだけでなく、エンターザミュージックの最新情報などもアップしてくださって感謝しています。マエストロ藤岡幸夫ファンにとっては、ずっと、No Fan Site, No Fan Lifeという存在です♪
これからも末長くよろしくお願いします♪

2023/1/10

2023年1月8日 文化パルク城陽 プラムホール
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
ピアノ/深見まどか(*)
コンサートマスター/赤松由夏

J.シュトラウスII/喜歌劇「ジプシー男爵」入場行進曲
オッフェンバック/歌劇「ホフマン物語」より"舟歌"
ドビュッシー(ビュッセル編)/「小組曲」より"小舟にて"、"行列"
ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調

J.シュトラウスII/ワルツ「南国のばら」
J.シュトラウスII/ポルカ「観光列車」
J.シュトラウスII/ポルカ「狩り」
J.シュトラウスII/ポルカ「愛の使者」
J.シュトラウスII/ポルカ「雷鳴と雷光」
J.シュトラウスII/ワルツ「美しく青きドナウ」

  ヨハン・シュトラウスII / トリッチ・トラッチ・ポルカ

開演前は舞台上から奥田敏晴城陽市長、藤岡さん、深見さん、赤松さんの挨拶となりました。藤岡さんが司会するのではなく奥田市長からまず挨拶、舞台に出る前に急にそのようにするよう振りが入ったらしく、司会のような感じにもなってものすごく緊張しながらコロナ対策とウィズ・コロナについての協力依頼を話題にしたあと「こんな挨拶でいいんでしょうか?」と藤岡さんに引き継ぎます。
引き取った藤岡さんは手慣れて大きな声、城陽のニューイヤーで年が明けるを20年以上している話、深見さんは関西フィルの城陽での演奏会(ニューイヤー・定期演奏会)を聴きに来たことがある話、赤松さんは衣装のことなどを話しつつそつなくまとめに入る話になりました。
藤岡さんの仕切りで奥田市長にもう一度戻って、「きょうと城陽応援大使」を藤岡さんにしてもらっているという話になりました。市長は他に5名いる大使のお名前としてプロボクシングの寺地拳四朗さんのお名前もあげていました。他に市長からプラムホールの使い方として、2022年の市制施行50周年の式典、という報告もありました。

昨年に続いて指揮台に白地で協賛の1社1組合のお名前が書いてあって面白いです。
「ジプシー男爵」のあと藤岡さんの挨拶。城陽で長く演奏会をしていることに絡めて「年取っちゃったかな…」と聴く方も巻き込んで話を振りつつ、前半このあとはお洒落にフランスもの、ということでメロディは聴いたことあるだろうということで「ホフマンの舟歌」。
それから色彩感あるというドビュッシーの「小組曲」の2曲を演奏。それからピアノを中央に引っ張り出すために舞台を組み替え。その間にラヴェルについて話します。
一番有名な「ボレロ」が大ヒットすると本人は思っていなかったとか、オーケストレーションの達人という話、ピアノ協奏曲自体についての話は、管楽器が際立つように編成が小さい(弦楽器が8-8-6-6-4人)といった話、楽章の特徴(第3楽章のあのメロディのことは無し)を話したところで、舞台の組み替えが終了。
ニュアンス絶妙の演奏が終わって、藤岡さんが深見さんにもマイクを渡して宣伝でも何でも話してと振ります。ホール運営スタッフの方々の熱さとか、関西フィルの演奏の熱さを話し出す深見さんに、藤岡さんが宣伝ともう一度振りを入れました。


後半はヨハン・シュトラウスII世の曲だけで「南国のばら」で作曲者の愛別離苦の話とその顛末を話しつつ、場内の反応に「ここ笑うところ?」「ここ驚くところ?」と混ぜかえしたり。「観光列車」は汽笛の音を藤岡さんが担当していました(ちなみに効果音にあるような低く太い音ではなく、ピーッと言う高い音)。
「狩り」はパーンという発砲の音が鳴るので、事前に注意していました。
「愛の使者」は演奏機会が少ないですが、戦争(普墺戦争)に敗北して意気消沈した人々を鼓舞するための曲、藤岡さんは「素敵な名前でしょ」「嘘でもいいから」と語ります。
曲自体は明るいという「雷鳴と電光」の次は「美しく青きドナウ」。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートはもともと1939年(ドイツのポーランド侵攻~第二次世界大戦勃発の年)の大晦日に始まった演奏会であることについて考えさせられるという話と以下毎年の話でこの曲も戦争(普墺戦争)に敗北して負傷者が溢れ意気消沈した人々を鼓舞するための曲、ドナウ川は綺麗ではない、でも恋をしている人には綺麗に見えるという話を今回もして演奏です。

アンコール前にホールのスタッフへの方々と奥田市長への謝辞、関西フィルはあちこちでコンサートをしていることの案内、「エンター・ザ・ミュージック」の案内がありました。

で、アンコールの曲は…「ラデツキー行進曲」ではありません。「トリッチ・トラッチ・ポルカ」ということで、前半とアンコールはかなり攻めた?演奏会でした。


以上です。

注:上記は当日の舞台上での説明等から一部を拾っているだけで、最重要なことが抜けている可能性があります。

Fu(ふ)
2023/1/2   「遅ればせながら拝読させて頂きました!」


新年明けましておめでとうございます。
 “エンター・ザ・ミュージック”の視聴者の一人です。番組のHPには何度か投稿させて頂いておりましたが、遅ればせながらマエストロの著書“音楽はお好きですか?”を続編も含めて拝読させて頂きましたので、感謝の気持ちを込めてこちらに投稿させて頂きました。
 マエストロが英国と縁が深い事は番組でも自己紹介されていましたが、今回の著書の中では紙面上はそれほど大きく占めているわけではありませんが、行間から英国の音楽や作曲家、音楽家に対するマエストロのリスペクトが伝わって来ました。
 今まではあまり聴いて来なかったのですが、腰を据えて英国の作曲家の作品に向き合ってみようと言う気持ちになり、早速RVW、エルガー、ブリテン等のCDを購入し聴き込んでおります。彼らの響きは、マエストロご指摘の通り難解でない点と英国特有の気品と質実剛健を感じさせる伝統の重みを感じます。
 番組の方でも古今東西の名曲を理解しやすい解説で紹介頂き、聴く幅を広げることができたと感謝しておりますが、更に音楽的な視野が広がりつつあると感じています。
 邦人作曲家の作品も約2年前にマエストロの指揮、ソリストが須川さんで菅野さんのコンチェルト世界初演(サントリーホール)を拝聴し感動した体験から関心が高まり、その後須川さん、吉松さんのCD(BBCシャンドス盤他)を手に入れて聴いています。
 残念ながら明日(1月3日)の東京文化会館は所用で伺えませんが、これからもご活躍を楽しみに、コンサートでの素晴らしい演奏を拝聴させて頂きます。

髙橋貞信
2022/8/25  「サマー・ポップス・コンサートを聴いて」  青い鳥

 ずっとテレビばかりでしたが、ようやく思い立ってサマー・ポップス・コンサート行きました。生まれて二度目の大阪は、いろいろ見てまわりたいと思いながらも、あまりそれができないほどの暑さでした。その中で、大手家電メーカーのミュージアムでなつかしの家電やオーディオ機器を見たりして初日は過ごしました。電車にも何本か乗りましたが大阪の人たちは忙しいのか、乗車位置で待っていると降車する人たちが降り切らないうちに乗り込んでしまうんですね。最初ちょっと驚きましたが、その後も何度かそうだったのでそういうやり方なんでしょうね。まあ余計な話ですが(笑)。

 さてコンサートの前半。まずはいきなりのぶちかましのような「ラ・クンパルシータ」は良かった! 切れ味のいい演奏に爽快な気分になりました。すっきりしました。私自身はポール・モーリアのコンサートも聴いた経験があるんですが、よりずっと大きな編成の、それも揃った音はすばらしいものですね。「オリーブの首飾り」は実に新鮮。「ひまわり」はオリジナル・サウンドトラックとはまた違った良さを発見できました。これも素晴らしい!

 後半は何と言っても「ニムロッド」。一服の清涼剤のような最高の曲で、今はほとんどクラシック曲しか聴かない人間にはほっとするような時間でした。

 オーケストラの演奏のみなさんの顔をテレビで見て覚えたためか、とても親しみをおぼえました。ポール・モーリアも、そろそろ過去の歴史上の存在なのかもしれないと思わせてくれたコンサート、お疲れさまでした。そして今度は関東でもやってください。
2022/8/1

  「マーラーの交響曲第1番「巨人」の思い出」

7月23日、30日と2回に亘り、「エンターザミュージック」のマーラーの1番のシンフォニー、転勤の都度、オケで何度もトランペットを演奏し、「青春は心の若さ」の実践を貫く途中の私にとって、愛着深い作品、楽しませていただきました。
青春の話が多く語られましたが、1976年12月、大学1年生の時のワグネルの定演で演奏、当時、ワグネルに付き合っていた彼女がおり、こうしたことを語り合ったのを思い出し、青春がプレーバックしました。
何度も演奏した中で最も鮮烈だったのは2002年、44歳の時にマエストロコバケンに振っていただき、光栄にもお褒めのお言葉をいただき、コバケンとその仲間たちオーケストラに誘われ、入団のきっかけになったことです。                  アンコールで「最後の1分をもう1度」ということで、コーダの途中から再度演奏、かなりきつかったのを思い出します。音は高く、吹きっぱなし、本当に大変でした。更に、この演奏会、ホルンのスタンドアップの場面、少し前から金管が全員立ち、第1楽章の序奏のバンダは舞台でミュートを付けて演奏しましたが、ミュートをいくつも用意し、どれがいいかマエストロに相談したことも思い出されます。
尚、楽章間の拍手の話、著書にも書かれていたと記憶していますが、レベルや活動の幅で比較にならないとはいえ、私も同じ思いで音楽活動を行なっており、藤岡マエストロの音楽普及に注力されている篤い思いが感じられました。又、最後の音のティンパニの有無、なるほど!と思いましたし、勉強になりました。ありがとうございました。

イノラッパ
2022/7/12

 「エンターザミュージック」の枚方市での演奏会、すばらしかったです。


7月9日(土)BSテレ東の「エンターザミュージック」の枚方市の新しいホールでの演奏会の特集を観させていただきました。神尾真由子さんの「チゴイネルワイゼン」、圧巻でした。「火の鳥」の特集を期待しています。又、関西の各都市と密に連携し、文化都市を目指す、心より賛同します。10年強前、大阪のプロオケに対する支援が打ち切られたことに憤りを覚えたのを思い出しました。応援しています!藤岡マエストロのような方が全国各地で活躍すれば、日本はいい方向に進むように思えます。レベルは活動範囲の広さは別にして、私自身、藤岡マエストロを見習って、地域に根差した音楽普及活動に取り組んでいく気持ちを新たにしました。ありがとうございました。

イノラッパ

2022/6/10

  「Happy Birthday!」

藤岡さん 還暦お誕生日おめでとうございます。
そして ファンサイトのお誕生日おめでとうございます。

ファンサイト初アップは2007年5月25日、6月1日に藤岡さん公認のファンサイトになり、それからなんと15年間 藤岡さんのことに最も詳しく、「熱い」ファンサイトとして、ファンにはなくてはならないものなっています。 

最近はFacebook、Twitter, Instagramでの発信もあり、情報やメッセージはすぐに届くのですが、ファンサイトならではのきめ細かい、温かい情報発信が本当に素晴らしく、ブラボーです。
管理人さん、いつもありがとうございます。

藤岡さんの還暦を祝い、いつまでも変わらない若さとご健康、ますますのご活躍をお祈りするのはもちろんのこと、このファンサイトがいつまでも楽しく続きますように、と管理人さんに感謝して、心からお祈りしています。

noriko
2022/6/6

  「アルモニア管弦楽団の演奏会を聴かせていただきました。」

 6月5日に藤岡幸夫マエストロの指揮による佐賀を拠点として活動しているアルモニア管弦楽団の福岡市のベッドタウンの久留米での演奏会を聴かせていただきました。ヴァイオリンソロは漆原朝子さんで、曲目はブラームスのヴァイオリン協奏曲、ムソルグスキー作曲(ラヴェル編曲)の「展覧会の絵」でした。すばらしい演奏をお聴かせいただき、ありがとうございました。又、終演後、慌ただしい中、お目に掛かれ、嬉しく思いました。サインやら写真やら、と失礼しました。
 アルモニアは音大出身者も多いとのこと、全国各地にこうした質の高いオケがどんどん増え、音楽が社会に根付くことが大切だと思いますが、その意味で、藤岡マエストロがこのオケを振られたのは意義があると考えます。
 そして、私の音楽活動、それも頭に置き、活性化させていく気持ちを新たにしました。特に、お話させていただいたように、トランペット、すばらしかったですし、同業者としてタイアップできれば、と思います。
 最後に、テレビ等を通じての音楽啓発活動、邦人作品のクローズアップーー、オリジナリティーを創出される演奏活動、私の場合、福岡でローカルな活動が主体とはいえ、手本であり、藤岡マエストロは「尊敬する後輩」です。益々のご活躍を心より祈念申し上げます。 

イノラッパ



2022/5/23

 「広上淳一マエストロの指揮指導、勉強になりました。ありがとうございました。」

 5月21日の「エンターザミュージック」、見させていただきました。「サチオーー」には笑ってしまいましたが、ドヴォルザークの8番のシンフォニーの第2楽章の比喩、興味深かったです。又、棒を回すとノリが増すのは経験則でわかります。
 そして、広上マエストロはいいことをおっしゃられていたと思います。「自分のことしか考えないのでなく、人を思う気持ちが大切」「社会人経験、もっと言えば、人生経験が心の伝わる音楽になる」、同感です。
 私の場合、会社員時代は練習時間が学生時代から激減しましたが、学生時代、できなかったことができるようになったのはその証であると思います。
 更に、会社員をやめ、中年音大生となり、その後、今までにはあり得なかった経験も数多くしましたが、生涯現役でそれを音楽性に活かしていきたいと思っています。
 尚、社会人の指揮講座にいかつてのオケ仲間が棒を振られており、驚きました。20年ぶりくらいにお顔を拝見しました。
 来週と再来週はラフマニノフの2番のシンフォニーですね。演奏したことがあります。クラリネットのソロが何とも美しく、後ろから羨望の眼差しを発していました(笑)。楽しみにしております。

イノラッパ

2022/5/23

 「九響の演奏、ただただ感動しました」

 マエストロの指揮による九州交響楽団(以下九響)第403回定期演奏会を聴かせていただきました。フランスの大作曲家ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」、イギリスの大作曲家ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番「田園」、「トマス・タリスの主題による幻想曲」というプログラムでしたが、藤岡マエストロと九響による演奏、今の混沌とした時代の中、平和への祈りが感じられました。
 ヴィオラソロのヴィオラでしか出せない情感、哀愁を感じさせるトランペットソロ、ソプラノの篤い声、オケの音色ーー、いくらでも出てきます。九響がマエストロのオーラを感じ、すばらしい演奏をされ、ただただ感動しました。本当にありがとうございました。
 ロシアによるウクライナ侵攻、中国共産党やミャンマー国軍による少数民族や民主化弾圧、北朝鮮のミサイル問題と世界情勢が緊迫する中、音楽は不要不急でなく、有事にこそ力を発揮するのを再認識し、主たる活動である高齢者施設でのお客様参加型コンサート等私の音楽活動はまだまだコロナ禍前に戻っておらず、ストレスも増している中、気持ちを新たにしました。これからも精進するしかありません。

イノラッパ

2022/5/20

 「広上淳一マエストロとの対談、興味深く見させていただきました」

若気の至りの喧嘩、会社員だった頃、社内外で結構経験があり、実感としてわかります。しかし、広上マエストロの1年年長の自分が感じるのは信念と裏腹ということ、いい意味で持ち続けながら、天狗や落ち込んだ時から軌道修正するのは別の意味で大切であると考えます。一度、広上マエストロと疎遠になりながらも交友関係が復活されたのもすばらしいと思います。

又、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」、藤岡マエストロがおっしゃられたように、すばらしい演奏でした。個人的には日フィルは親しくさせていただいている楽団員の方が多く、こうして紹介され、嬉しく思いました。更に、私は指揮法は音大の授業で習っただけですが、興味深かったです。

そして、社会的背景と音楽が密接に関連していること、広上マエストロが藤岡マエストロの音楽普及に努められているお姿に賛同を送られていることに対し、音楽は不要不急でなく、有事にこそ力を発揮し、人間として生命維持に不可欠であることを再認識しました。

以上、長くなりましたが、感想を書かせていただきました。これからも大いに期待しております。

イノラッパ
2022/5/8

 「上原彩子さんの『皇帝』、すばらしかったです」

5月7日の「エンターザミュージック」を見させていただきました。
上原彩子さんは今年2月の日フィルの九州一周演奏旅行でシューマンのピアノコンチェルトを弾かれ、すばらしい演奏にただただ圧倒されました。「皇帝」もテレビでなく、生で聴きたくなりました。                                    

又、藤岡マエストロに申し上げるまでもないですが、「英雄」と同じEs dur(変ホ長調)という調性も含めて、華麗且で荘厳な曲想を改めて感じました。戦争中に書かれた作品ということもご紹介されましたが、音楽は有事を超越したものであり、人間として生命維持に不可欠であると考えます。

そして、トランペットとティンパニの古楽器の響きも興味深く聴かせていただきました。
更に、子育て等を通じて、上原彩子さんにより深い音楽性が感じられるようになったという話、比較するのは甚だ僭越ですし、レベルに差はあるとはいえ、私も人生経験が音楽性に多大な影響を与えているのを感じます。トランペットは年齢を重ねると、段々、スタミナが落ち、高音が出にくくなるとはいえ、若い頃とは違う味を追求していきます。大いに刺激をいただきました。ありがとうございました。

次回の広上淳一マエストロとの対談の後編も楽しみにしております。

イノラッパ  
2022/5/6

 「広上淳一マエストロとの対談、実に面白かったです」

居酒屋で飲んでいるような対談、実に面白かったです。広上マエストロは私より1学年若く、同世代、桜田淳子に夢中だったとのこと、アイドルに夢中になったことを思い出しました。

又、お二人の日フィルへの感謝のお気持ち、親しくさせていただいてる楽団員が多い私も嬉しく思いました。

そして、「第九」の話、甚だ僭越ながら、ブライトコッフ版が私にはしっくりきます。話題となったA(ラ)の伸ばし、ラッパ吹きとしては1番を吹くと、ディミヌエンドはかなりきついです。最後は吹き真似で誤魔化すかもしれません(笑)。

最後に、広上マエストロが専門用語等をおっしゃられた際、わかりやすく説明される藤岡マエストロに尊敬の念を覚えます。

次回の対談も楽しみにしております。

イノラッパ
 2022/1/23  「演奏家の責務」

1月22日の「エンターザミュージック」を観させていただきました。以下、感想を書かせていただきます。

まず、鈴木優人マエストロ、原田慶太楼マエストロとの「第九」の版による相違について、興味深く思いました。藤岡マエストロがこの版を使う根拠等を明確化することへの思い、賛同しました。原田マエストロはその時々の気分次第といったことをおっしゃれており、いい悪いでなく、又、変な意味でなく、世代の違いを感じました。更に、鈴木優人マエストロには一度、福岡ジルベスターオーケストラで「第九」を振っていただいたことを思い出しました。

そして、ベートーヴェンとLINEでやりとりするか、電話するかという世代のギャップの話、笑ってしまいました。話はそれますが、私は1983年に1年間、当時勤めていた電機メーカーの仕事で香港に住んでおり、当時はFAXもなく、国際電話はかなり高く、日本とのやりとりは国際郵便、急ぎはTELEX(電報のようなもの。字数で料金が決まり、例えば、andはn、youはy、as soon as possibleはasspと省略するといった初めての人が読むと暗号のように感じられる対処をしました)によりました。これでも仕事に支障がなかった訳であり、仕事は文明の利器でなく、やり方次第であると思います。

「第九」の版による相違、他には、トランペットについては、第1楽章の再現に入る前、4分音符の連続or8分音符の連続という違いもあり、私はいずれも経験していますが、重みを出す意味で4分音符の方がいいと感じます。

そして、指揮者として、ここ50年の間に作曲された日本人作曲家による名曲をもっと知ってもらうことに注力されていることに心より敬意を表します。藤岡マエストロの吉松隆氏、菅野祐悟氏の作品のCDを聴かせていただくことも多いですが、すばらしい作品ばかりであり、もっともっとクローズアップされてほしいと思っています。一方、プロオケにとっては、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーといった作曲家のシンフォニーをメインにすることが集客上望ましく、そうなることが多いといった話、わからなくはないですが、私は近視眼的になっていないか危惧します。科学技術の面で日本が収益に直結する応用研究を重視する一方、基礎研究は軽視される傾向にあり、国力低下の大きな要因になっていることを思い出します。その意味で、こうした日本人作曲家に光を当てる演奏活動は次世代に向けても重要、応援しております。


イノラッパ
2022/01/11   「ニューイヤーコンサート2022」

2022年1月9日 文化パルク城陽 プラムホール
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
チェロ/林成(LIN Sei)(*)
コンサートマスター/岩谷祐之

J.シュトラウスII/喜歌劇「こうもり」序曲
エルガー/愛の挨拶(*)
ポッパー/ハンガリー狂詩曲(*)
ヴォーン・ウィリアムズ/グリーンスリーヴスの主題による幻想曲
スメタナ/交響詩「我が祖国」より「モルダウ(ヴルタヴァ)」

ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲より「スイス軍の行進」
J.シュトラウスII/ポルカ「雷鳴と電光」
マスネ/タイスの瞑想曲(独奏/岩谷祐之)
J.シュトラウスII/ワルツ「芸術家の生活」
J.シュトラウスII/アンネン・ポルカ
J.シュトラウスII/美しく青きドナウ

  ヨハン・シュトラウスI / ラデツキー行進曲

藤岡さんの等身大写真パネルが少しずつ増えている気もしなくはない文化パルク城陽。今回も開演前は舞台上から藤岡さん、任期3期目に入った奥田市長の挨拶となりました。両者に共通するのは城陽市は2022年で市制施行50年になる話でした。
それから指揮台が白いです。協賛の1社1組合のお名前が書いてあるからです。

楽団員がバラバラと入ってきて、ステージに灯りがついてからコンサートマスターが入ってくる、そこでチューニングをして指揮者が入ってくるという開始で「こうもり」序曲、それから舞台を組み替えつつ藤岡さんの話で、開演前の挨拶でも同じ話でしたが、コロナが拡がってから先の城陽の演奏会はキャンセル無し(延期も無し)であることについて、でした。それはホールのスタッフの方々の「根性」で出来ているという話をしたので場内から笑い。それから「愛の挨拶」が出来た経緯を話して小学校6年生の林成さん登場。京都府生まれです。2曲を関西フィルの伴奏で弾きます。

「愛の挨拶」が終わって藤岡さんからマイクを渡されて…林成さんは「本日はお忙しい中…」とすごく大人な挨拶で、場内から笑いが漏れます。それから気分は「緊張している」とのこと。本当に緊張している?と藤岡さんが聞き返します。また次のポッパーのハンガリー狂詩曲については「左手の上下が大変そうに見える」曲だそうで、藤岡さんが「大変そうに『見える』」に反応してまたも聞き返します。林成さんによるとこの曲は右手の方が実は大変なのだとか。
その林成さん、めっちゃすごいです。藤岡さんもその演奏ぶりに「心が洗われる」、「チャーミング」、「指揮を見てくれるときの笑顔が可愛い」と大絶賛です。そう、基本ニコニコ、時々にんまりと楽しそうに弾いていました。お辞儀は90度ずつ回って、つまり共演した楽団に対しても丁寧でした。子供っぽいアクションに随所で微笑ましい、という感じに笑いが出ていました。

次はレイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(ヴォーン・ウィリアムズが姓)の生誕150年ということで演奏。藤岡さんによると「グリーンスリーヴス」のメロディはこの曲で世界中にな知られるようになったとのこと。
第1部の最後は「モルダウ(ヴルタヴァ)」で、藤岡さんが曲が何を描写しているかを音楽の教科書的に説明して、でも作曲者の心情との解釈も出来る、という話をして演奏に入ります。

第2部は2曲続けて元気な曲ということで、ロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲から「スイス軍の行進」、それからヨハン・シュトラウスII世の「雷鳴と電光」が演奏されます。その次のタイスの瞑想曲は、コンサートマスターの岩谷さんが立って演奏、関西フィルの標準でオリジナル版(独奏部分を強調したいところで第1ヴァイオリンが弾かない、というのはしない)とのこと。
ここで岩谷さんのソロが聴かせどころの曲は…ということで、ホールの中で販売の藤岡さん指揮、シベリウス交響曲全集+ヴァイオリン協奏曲のCDの営業が入ります。ちなみに林成さんのCD(バッハの「無伴奏チェロ組曲」です)もありました。
次の「芸術家の生活」は純粋に踊るための要素が多い曲、との説明。アンネン・ポルカも作曲の経緯を藤岡流で簡単に説明。そういえば今回はラデツキー行進曲以外のシュトラウスの曲は全部ヨハンII世、ヨーゼフもエドゥアルトもいません。
「美しく青きドナウ」ではドナウ川は綺麗ではない、でも恋をしている人には綺麗に見えるという話を今回も。第1部の最後はチェコの首都を流れるヴルタヴァ川、第2部の最後がオーストリアの首都を流れるドナウ川という仕掛けになっています。アンコール前に8月の城陽定期演奏会、「エンター・ザ・ミュージック」の案内がありました。

以上です。

注:上記は当日の舞台上での説明等から一部を拾っているだけで、最重要なことが抜けている可能性があります。

Fu(ふ)
 2022/01/11 「敬愛する藤岡幸夫先生」

新年明けましておめでとうございます
昨年10月付にて、メッセージを送信させて頂きました一音楽馬鹿でございます

実は私去年11月中旬心筋梗塞で、現在大学病院に入院しております。心臓にはペースメーカーを装着してもらい、1日でも早く退院出来る様リハビリをしております。

城陽のニュー・イヤー・コンサートのチケットを購入し、演奏と先生にお目にかかれるのを心待ちにしておりましたが非常に残念です

今年中には先生指揮の演奏会(シンフォニーかいずみホール)に伺えるエネルギーを蓄えております。

藤岡先生、人のことは言える立場ではありませんが、
くれぐれも御身体御自愛下さいませ。

誤字乱文、何卒お許しください。

from   
森川和彦,奈良県



(藤岡さんよりお返事)

メッセージありがとうございます!
焦らずしっかり治して是非ともまたコンサートにいらして下さいね!
お待ちしてます!!

            藤岡幸夫
 2022/01/03 「続音楽はお好きですか」を拝読しました。

「続音楽はお好きですか」を拝読しました。いろいろな大作曲家の作品に対する愛情が感じられる文章、海外でのトラブル等の逸話等興味深く読ませていただきました。特に、シベリウスとイギリスの作曲家へのこの上ない敬愛のお気持ちを感じました。マエストロらしさの発信という意味で、演奏会でどんどん取り上げていただきたいと願っていますし、是非、シベリウスのシンフォニー全曲に続いて、エルガー、ヴォーン・ウィリアムズ、ウォルトンといった作曲家の作品のCDも期待しております。個人的には、2016年に心の故郷であるワグネルを指揮されたエルガーの1番のシンフォニーの動画を視聴させていただくこともありますが、マエストロの指揮で演奏できた後輩達は幸せなのを感じます。
そして、関西フィルとの熱い思いを基軸とした強固なパートナーシップ、従来の音楽監督や首席指揮者と一線を画する事務局の方々と連携しての地域に密着した営業や裾野拡大とそうした地道な活動が功を奏しての本拠地として門真市のホールを確保されたこと、日本人作曲家のすばらしい作品の紹介による新たな歴史を作る演奏会の開催等大いに勉強になり、ポジティブなお考えから刺激をいただきました。ありがとうございました。
根底に流れているのは敷居が高いと思われがちのクラシック音楽を身近に感じてほしいというお考えであるように思えます。私自身、同じ思いを持って、スケールの大きさは別にして、音楽普及活動をライフワークとしており、心よりエールをお送りしますし、私自身、気持ちを新たにしました。コロナ禍で、日本では音楽は不要不急と言われる風潮を感じましたが、むしろ有事にこそ力を発揮すると考えますし、生活に欠かせないものです。
最後に、少し先ですが、来年5月にマエストロにとって愛着の深い作品であるヴォーン・ウィリアムスの「田園」等を指揮される九響定期を楽しみにしておりますし、関西フィルは残念ながら生演奏をお聴きしたことがなく、近い将来、是非とも伺いたい気持ちになっております。益々のご活躍を心より祈念申し上げます。

イノラッパ

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