藤岡さんへ

主席指揮者就任披露に ふさわしい、藤岡さんらしさを感じた エネルギッシュな演奏会でしたね!

‘黒川君’は 初め緊張されていたのが伝わり ‘母’のように見守る気分で 始まりましたが、すぐに 本領発揮され、生き生きした協奏曲の世界が 広がりました。

ブルッフって 聞いたことなかったのですが 固定的なクラシックの世界じゃなく もう少し自由な音楽に聴こえ、ワルツのように心動かされたり、心地よい時間を過ごし ふと感じた時には 私の中では‘ヴァイオリニスト黒川さん’になってました。
若い演奏家との共演は、聴く方も新鮮でまた楽しい時間ですね!

なんといっても 後半の 初‘マーラー’は 想像以上でした。

オケ大編成なのに 繊細な音から始まる…遠くの金管の音…と思っているうちに、引き込まれました。
不安感の一楽章、若いエネルギー溢れる二楽章、若者の内面の悩みを表すかのような三楽章、感情の暴発と祈りのような四楽章…藤岡さんの日本初‘マーラー:巨人’を 身体と 心で感じようと思っていましたが、四楽章後半では すべての音の波動に包まれて、 感涙、圧倒されておりました。

このハレの日にふさわしい 藤岡さんらしさを存分に表現された…マーラーが指揮した初回演奏会を、きっとはるかに超えたセクシーで 凄まじい演奏会でした!

毎回 会場の拍手は熱いと感じていましたが、今日は 拍手の嵐がやみませんでした。この感動が今日の聴衆の記憶に 刻み込まれた証ですね!!!!

♪予習無しの初‘マーラー:巨人’に 打ちのめされたので、どこかでCD買って 復習します! 気持ちは今日の演奏会のDVDがあれば!と思うくらいです!!




       2007年4月29日   いずみ














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