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 藤岡さんへ
 
 藤岡さんのおかげで、クラシックは 大好きになりましたが まだまだ 初心者の私には、ぴったりのグリーグの世界でした。
 
 グリーグと言えば 『ペールギュント』しか浮かばなかった私です。 劇の映像が 頭のスクリーンに 想像できるような ‘語る’曲に うっとりして聞きほれてました。
 
 グリーグの 小品集で 青柳さん 登場。思っていたより 小柄な方でした。繊細な叙情的な曲に、ペールギュントのまた違う魅力を 発見できました。
 
 『グリーグ ピアノ協奏曲イ短調作品16より 第1楽章』→聴いたことありました。CMソング? 耳に残るメロディーは 今も私の頭の中で 鳴り続けます…
 
 青柳さんも さっきの印象と違いました。 orchestraの音と重なり合っての力強さと美しいメロディーを 劇的に身体に感じることができました。
 
 『シベリウス 交響曲第1番』→こんな素晴らしい曲を創り出した…シベリウスっていう作曲家に 尊敬、敬愛の念を抱きました。
 
 シベリウス交響曲第2番CDを 聴くより、(当たり前だけど) 生演奏だし、、シベリウス交響曲第1番自体の迫力、、うまく言えないけど シベリウスの想い…などが、情熱のこもった音として迫ってきて ぐっときました。(好みでいうと交響曲第2番より好きかも…)
 
 第4楽章の途中から 藤岡さんは、涙のスクリーンの中に orchestraと一体化して映っていました。
 たまに聴こえてくる指揮しながらの 藤岡さんの唸り声…喉の奥からふりしぼるような…吐息…邪念なく聴きたかったのですが、、身体から力が抜けていきました。
 
 最後 わざと盛り上げない曲にした、シベリウスって なんだか すごい!と思いました。普通なら ラストは 突っ走って盛り上がるだろ〜と思う所で、聴衆を裏切るように 終わるなんて!!
 
 終了後…一瞬の静寂…割れんばかりの拍手…ブラヴォーの声…(つぶやいてみましたが叫べなかった(^_^;))…こらえていた熱い涙は 右頬を 一筋流れ落ちていきました。
 
 しばらく‘シベリウス酔い?’‘クラシック音楽に酔う?’ような状態…足元ふらついておりました。
 藤岡さんのコンサートは 聴く方も体力がいると痛感いたしました。
 
 素晴らしい音楽を 心から ありがとうございます!
 
 今宵の感動を ぜひCDにしてください。切望してやみません!
 
 いずみホール、最高!(これが言いたかった('-^*)/)
 
 
 
 2007年3月16日   いずみ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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