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 藤岡さんへ
 
 今日は素晴らしい演奏をありがとうございます。
 
 アンケートに、印象に残った方に印をつける箇所がありましたが、両方に
 印を付け「比べられません!」と書いてきました。
 
 ソン・スーハン氏、凄まじい表現力!
 
 これが同じ人で同じピアノから奏でられる音かと思うぐらい多彩な音色、
 ソン・スーハン氏の力強いタッチに素直に驚き、ピアノってこんなに大きな
 音の出せる楽器だったのね!と感激。
 
 何本手指があるのか?!と思うくらいの速さでの演奏は、ダイナミックに心に
 響く演奏でした。
 
 ソン・スーハン氏と藤岡さんand関西フィルが、持てる才能を惜しみなく高め
 あって造り上げる音楽に、私の胸は熱く高鳴り続けたのです。
 アンコールの曲でまたインパクトを受けました。
 
 藤岡さんが、「スケールの大きな若者」と紹介されたのがよくわかりました。
 
 後半のショスタコーヴィチ。
 何か下調べしてから行こうと思ってましたが、素人らしく‘心で受け止めたら
 いいや’と開き直り、藤岡さんのホームページでの発言をさかのぼって勉強
 しただけで、今日を迎えました。
 だから前にも書かせてもらったように、プレトークは私にとって宝となりまし
 た。
 
 レミ♭ドシの主題が繰り返されるのが、よくわかりました。意味がわかって聴く
 と感動もひとしおでした。
 
 今までのコンサートも、毎回感動をいただいて帰っていましたが、この今日の
 凄まじい魂のこもった演奏会を、前の方の席で、生で聴けて幸せだと感じました。
 ライブCD録音されても良かったのになぁ…と思いました。
 藤岡さん指揮の、シベリウス、ショスタコーヴィチのCDが次々発売されるのも
 心から待ち望んでおります。
 
 指揮後、医科大学の学生さんに囲まれてらっしゃる藤岡さんの笑顔はとても
 輝いてましたよ。(指揮の時とは又違う、リラックスした笑顔でした)
 
 
 ともかくこの素晴らしいコンサートに感謝してお手紙を終わりにします。
 
 次回は11月4日に参ります。楽しみにしています。
 
 
 
 
 2006年9月28日 いずみ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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