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 「思い出の名演奏」という番組をやっていました。
 
 「岩城宏之率いるメルボルン交響楽団来日公演」でした。
 
 1987年10月23日サントリーホールの公演。
 
 歌劇「ルスランとリュドシーラ序曲(グリンカ)」
 「アルプス交響曲作品64(R.シュトラウス)」
 でした。
 
 合間にアナウンサーが紹介されたのは、岩城さんが暗譜で指揮していて調子
 に乗りある曲でトランペットにフォルテの指示を出し間違い、すぐ間違いに
 気づき演奏をやめ、観客に頭を下げ
 「私が間違いました。やり直します」
 と言われやり直した話が紹介されました。
 団員さんが出演し
 「ミスはオーケストラのせいにしがちだが、あの処置は素晴らしかった」
 と語っていました。
 私は、テレビの中の話なのに、勝手に(藤岡さんに同じ事がもし起こったら、、、)
 と考えて心拍数上がり、むだにハラハラして疲れてしまいました(^_^;)
 もちろんその後信頼関係は増し温かい関係が永年続いていくことになります。
 
 岩城宏之著
 「指揮のおけいこ」からのエピソード紹介でした。
 
 私は藤岡さんを知るまで、岩城さんの名は知っているだけでしたし、以前でしたら
 この番組は観ることはなかったでしょう。
 
 特に「アルプス交響曲」の方は、椅子に腰掛けての指揮でしたが、上半身からの
 指揮でしたが雄弁にアルプスの20の情景を作り上げていく指揮でした。
 
 アルプスといえば、「アルプスの少女ハイジ(このアニメ大好き)」しか、思い
 浮かばず気楽に家事しながら昨日の録画したものを今日観始めました。
 
 ところが、迫力を感じようと大音量で聞いていたら、聞こえてくる素晴らしい
 演奏に家事の手は全く止まってしまいました。
 音楽は詳しくないしクラシックにおける表現もよくわかませんが、同じ主題が
 変化して出てくる楽しさやアルプスの山々の多彩な表現に心打たれました。
 
 西濱さんや藤岡さんの目指されてる(街に根ざした指揮者と交響楽団)(永年
 指揮する事で産まれる素晴らしい関係による演奏)とは、
 もしかしたらこのような演奏ではないかと勝手に推測しておりました。
 
 私は初めは、藤岡さんに指揮して戴いた事がきっかけで、藤岡さんを知り関西フィル
 のコンサートに行くようになり、こうしてきっかけがあればクラシックに触れたい
 と自然に願う自分になってきていることに驚きまた嬉しく思っています。
 
 今日はこの感想をお伝えしたくてメールさせてもらいました。
 
 28日の定演、もうすぐですね。やはりコンサート会場で心と身体で聴く感動には
 代えられません。心から楽しみにしています。
 
 ショスタコーヴィッチについてもほとんど知識は、藤岡さんのホームページによる
 ものしかありませんので、プレトークを楽しみにしています。
 
 
 
 
 2006年9月25日 いずみ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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