藤岡 幸夫 先生

 先日帝国劇場で開催されています、とても楽しいミュージカル『ダンス・
オブ・ヴァンパイア』を友人と満喫致しました。
 以下に感想をお話したいと思います。

 ヴァンパイア(吸血鬼)の研究をする教授役に以前オペラ座の怪人の主役
(怪人役)の市村さん、そして助手の役がアルフレートが浦井健治さん。
そして主人公の女性サラの役が剣持たまきさん。
伯爵は山口祐一郎さんの配役等でした。

 主人公のサラがアルフレートと出会い、初恋の可愛らしいデュエットで、恋
の喜びの表現も初々しいものでした。そしてサラの両親もこのアルフレートと
の恋の発展を願う中、何故かサラは伯爵の所での舞踏会に恋に惹かれていって
しまいます。

 『愛は血を求め、血は愛を求める』というパンフレットからの引用ですが、
吸血鬼のヴァンパイア達の少し、ブラックユーモア的な部分の歌唱とダンスも
迫力がありました。
 
 伯爵の山口さんの素晴らしい歌唱と演技力抜群の圧倒的な存在感が見事でし
た。
 そして教授役の市村さんは、少し3枚目的なコケティッシュな演技と確かな
歌唱が魅力的で、舞台に一際きらりと光るものがありました。

 サラはどんどん伯爵に心を奪われ、虜になってしまいます。アルフレートが
教授とサラを助け出そうとしますが、アルフレート迄、ヴァンパイア達に囲ま
れてしまい、このミュージカルのハイライトの部分でした。

 剣持さんの演じるサラは、好奇心旺盛で、ヴァンパイア達とのダンスシーン
も見ごたえがありました。
アルフレートも、戸惑いながらのヴァンパイア達のダンスでも、純真な青年の
印象が素晴らしかったです。ひたすら恋人を信じるアルフレートも、やがて
サラと結ばれますが、何と2人ともヴァンパイア(吸血鬼)に変身してしまう
物語でした。

 最後にヴァンパイア達との乱舞もあり、大団円のストーリーとは違うものの、
ユーモアたっぷりのミュージカルは、楽しさ一杯でした。

 1階席では、ヴァンパイア達と主人公が次々とステージから観客席を飛び交い、
臨場感抜群でした。最後の部分は、観客席の私も皆さんと総立ちになり、ドラマ
ティカルなミュージカルを堪能致しました!
脇役の方たちも見事にステージに華を添えていました。 なんともユニークな
このミュージカルに夢中になりました。

 久しぶりにミュージカルを楽しみましたが、今年の夏の素敵な思い出創りをする
つもりです。

 藤岡先生の大好きな夏、私も夏が大好きになりそうです!藤岡先生の今後の
ご活躍を心からお祈り申し上げます!



       2006年7月18日 福田 悦子









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