藤岡 幸夫 先生

 今年の桜も冷たい風で花吹雪となりましたが、
藤岡先生の素晴らしい音楽で私の心にも幸せな春の到来がありました。

 先日の4月4日の火曜日に藤岡先生指揮の読売日本交響楽団の深夜の音楽会の
公開録画のコンサートを満喫致しましたので、感想をお話したいと思います。
(^0^)★〜★〜

 まず第1にショスタコービッチの曲でしたが、ロシアの政治的色彩の濃い曲
だと思いました。
不協和音と時には、皮肉の様なパロディー的なメロディー、そして物悲しい
メロディー等で、ロシアの国の人々の魂の表現の様だと思いました。

 戦争の悲惨さを存分に表現し、音楽に魂の安らぎを求める様な音楽を藤岡先生
の叙情豊かな指揮で味わい堪能致しました。

 藤岡先生が特にショスタコービッチとブリテンの2曲に深い思い入れがある
との司会の方がおっしゃっていました。
もし藤岡先生からひと言のメッセージを頂ける様でしたら、是非アドバイスを
お願い致します。

 それからブリテンのシンフォニア・ザ・レクイエムでは、怒りの日の大音量
で大迫力のある音楽で、最後の審判の醍醐味を味わいました。
 普通レクイエムでは、死者の魂の永遠の安息を求める部分が多いのですが、
この曲の部分では、どこか皮肉めいていまして、これもブリテンの音楽の
他のレクイエムとの相違点だと思いました。

 この曲の『涙の日』でも、戦争の悲惨さの哀歌の様でした。尊い命の大切さ
を改めて認識致しました。

 全体的にレクイエムの魂の昇華を期待していましたが、戦争等で命を落とし
た方の絶叫的な悲しみの表現が多い曲で、私には難解な曲でした。

 それからベートーヴェンの曲では、古典派の美しい音楽に心が陶酔致しまし
た。
 藤岡先生の明快な指揮で、心が晴れ晴れとした素晴らしい音楽で、心から感銘
を受けました。

 藤岡先生の貴重な音楽で、今年の春の楽しい夢気分を堪能し、大満足でした。

 藤岡先生の今回のコンサートは、日本フィル合唱団の女性の方から、招待券
を譲って頂きまして、本当に嬉しかったです。

 コンサートで心がホットになり、藤岡先生の素敵な音楽に魅了された素晴ら
しい思い出となりました。

 今後も藤岡先生の音楽を永遠に大切にしたいと思います。ますますのご活躍
をお祈り申し上げます。




       2006年4月6日  福田 悦子









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