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 藤岡さま
 
 ヨーロッパの薫り漂う中之島中央公会堂へ行って来ました!
 大正期ネオルネッサンス様式のホールは、照明や天井、柱など
 至る所にきれいな装飾モチーフが取り入れられていて、
 舞台にはなんと、細かく描かれたモチーフの金色のアーチ状
 の枠があって、素敵でした。またホール内の雰囲気に伝統が
 感じられました。
 
 ヴァイオリン協奏曲を演奏した清水さんは、適度の緊張の中でも、
 伸び伸びと演奏し、ひたむきさが感じられました。
 そして何よりプロのオケと協演し、やり遂げたという経験が、
 これからの彼女の大きな自信になればいいなと思いました。
 
 ベートーヴェンの交響曲は、予習して行きました。
 また、たまたま2月5日の「題名のない音楽会21」でも、
 〜オーケストラ指揮者入門〜という内容で、
 ○下野竜也さんが<往年の巨匠>型の指揮者、
 ●金 聖響さんが<新進気鋭>型の指揮者という設定で、
 この交響曲の第一楽章のリハを通して、指揮者が普段どのように
 自分のやり方をオケに伝えているか放送していました。
 
 ○下野さんは、ブライトコプフ版で重厚な音色でテンポもゆっくり、
 そして、「舞踏会」のイメージを伝えて表現していました。
 ☆藤岡さんも<曲の聞きどころ>で舞踏会のイメージを話されていましたね。
 ●金 さんは、ベーレンライター版で対向配置にし(ティンパニーも
 下に降りていました)音のシャープさを出して、テンポがやや遅め。
 そして、普段取り組んでおられるピリオド・アプローチを取り入れた
 指揮でした。
 ○下野さんは、自分が描いているイメージを伝えて、それを共有して
 イメージに音を近づけていく手法。
 ●金 さんは、イメージに近づけるためにこうしましょうと、
 具体的に技術面を指示するという手法でした。
 
 けっこう面白い放送で、参考になりました。
 
 藤岡さんの指揮では、第二楽章が良かったです。また、第四楽章に
 入ってからすごくエネルギッシュな指揮で、意外な(!?)姿が
 見れました。
 また、西濱さんとのトークも冴えわたって、最高でした!!
 アンコール曲は、この前はうるうるしていてきちんと聴けませんでしたが、
 今回は落ち着いて聴くことができました。
 
 とても素敵なひとときをありがとうございました♪
 
 
 2006年2月12日 あっちゃん
 
 
 
 
 
 
 
 
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