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 第3回城陽第九フェスティバル (文化パルク城陽開館10周年記念事業)
 12月18日 文化パルク城陽 プラムホール
 
 管弦楽/ 関西フィルハーモニー管弦楽団 (コンサートマスター/ギオルギ・バブアゼ)
 指揮/藤岡幸夫(楽団正指揮者)
 ソプラノ/湯浅契  アルト/荒田祐子
 テノール/林誠  バリトン/堀保司 (兼合唱指導)
 合唱/城陽第九フェスティバル合唱団
 
 ベートーヴェン/エグモント序曲
 ベートーヴェン/交響曲第9番
 
 主催:京都新聞社 財団法人城陽市民余暇活動センター
 協賛:星和電機株式会社
 後援:城陽市、城陽市教育委員会
 
 
 J2優勝、J1復帰を決めたパープルサンガの町城陽の第九です。一昨年に藤岡さんの指揮で第2回が行われています。今回も自由席なのですがホールのある複合施設の中央吹き抜け横にスロープが折れ曲がりながら上に伸びているのですが、ここ順番待ちの長蛇の列。ホールの中も熱気でかなり暑かったです。関西フィルも前日はザ・シンフォニーホールで飯守泰次郎さんの指揮での第九を演奏しています。ハードなスケジュールです。
 
 ・「エグモント」序曲
 こういうプログラムだと、序曲は慣らし運転のように使われてしまうことも多いように感じますが、どうしてどうして。木質感が溢れる(木製の楽器が多いのに変な表現ですが)音色で、歌う、うねる。たいへん良かったです。
 
 ・交響曲第9番
 通常配置、合唱団の前にソリスト、第2楽章終了後にソリストと合唱団が入る、という方式は前回と同じ。オーケストラは弦が第1ヴァイオリンから順に10-8-7-6-5人だったと思います(エグモントも同じ)。第1、2楽章、特に第1楽章ははエグモントを引き継ぐうねり方、2年前の演奏より陰翳がついた演奏です。やはりうねりがあり、10月のブラームスを思わせます。第3楽章からはシンプルな響きになり、第4楽章は合唱向けに藤岡さんの動きは見得を切りますが、管弦楽はやはりシンプルに思いました。第九というと第4楽章ばかり有名なところがありますが、今回の演奏会では第1楽章を推しにします。(多分同一人物の)携帯電話が2度も鳴ったり、他にもさわさわがたがたと雑音がありましたが、想定の範囲内(爆)でした。
 
 最後に藤岡さんが「第九だからアンコールはないけれど…」と挨拶。第二の故郷(おみやげの詰まった藤岡さんのかばんに若干の余裕があるそうですよ(←嘘です))である城陽とどんどん親密になることに対する謝辞と、また再来年くらいには第九をしたいということ、会場から舞台に来てくださいということ(客席から見るに特に男声ですね、比率的にかなり厳しいです)、次は来月にニューイヤーコンサートがあります、ということを話されました。そして藤岡さんは受け取っていた花束を客席に投げました。
 以上です。
 
 2005年12月18日 Fu(ふ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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