連日の第九、おつかれさまです。 
藤岡さんからのお手紙で、「振るのは大変。一昨年第九をやった時は 
もう二度と振るまいと思った」とあるのを読んで 
少しドキッとしてしまいました。 
でも、その二度と振るまい、と思われた第九を今年は連日とは 
一体藤岡さんはどうなってしまうのだろう・・・・と 
余計な心配をしたりしております。 
 
12月11日の京都コンサートホールでの第九でご一緒できたこと、 
とても光栄に思っています。私はアルトでした。 
指揮者練習で初めてお目にかかって、一目惚れしました。 
いや・・・でも、照明が暗すぎてお顔は拝見できなかった 
(すっかり影でした)ので、一目惚れというのは正確ではないでしょうか。 
でも、普段の練習では、常に「アルトさん、もっと音程を正確に」 
「アルトが心配」「アルトが・・・アルトが・・・」と 
合唱団全体の一番の悩みの種だったので、指揮者練習の日に 
「ここのアルトはBrilliantだなあ。華やかだ。 
人数が多いせいもあるかもしれないが、非常に力強くて華やかでイイ!」 
と褒めてくださって、ホントに嬉しかったです! 
あの一言で、意気消沈気味だった私は(私たちアルトは) 
すっかり元気を取り戻しました。また、あの一言でもって、藤岡さんは 
私たちのハートをがっしり掴んだのです!(笑。←でも本当ですよ!) 
 
そして本番のゲネプロ後の合唱居残り調整?の時の 
「あなたたちがおいてけぼりになったり先走ったりしても、 
そのまま放っておいたりしませんから!僕がなんとかしますから! 
僕を信じて、頼ってください!」とのお言葉、感動してしましました 
(シチュエーションからしたら、この発言は、オケやソリストの方々と 
合わない合唱に対するかなり必死の訴えだったと思いますが、 
本番直前に藤岡さんにここまで言わせてしまってる状況に我ながら 
多少危機感!?を覚えながらも、感動というか、頼れるアニキ!って 
うれしさを覚えてしまったのも事実です。笑) 
本番も、私たちをまとめたり、その気にさせるために、 
すごく気を配ってくださって目や表情、時には手をつけて 
合図を送ってくださって、生意気にも 
「あー、みんなで1つの音楽をつくってるんだー」と思って、 
そこに参加してる自分が誇らしくも思えました。 
私は今年初めての参加だったのですが、第九は「日本の年末の風物詩」  
というのではなく、「私の年末の恒例行事」になりそうです。 
 
それから・・・クラシックコンサートにはちょこちょこ出かけてますが、 
藤岡さん指揮のコンサートはまだ行ったことがありません。 
でも、幸運なことに2002年は、日本、特に関西でのご予定がいっぱい 
とのようですので、是非何度も足を運ばせていただこうと思います! 
次は、客席で、藤岡さんの作り上げる音楽に酔いしれることを 
楽しみにしつつ・・・ 
 
                       2001年12月14日  京都、キク
<ついつい長くなってしまってすいません。。。>
        
 
                
                
                
                
              
                
              
へぇーそんなにアルトさん言われてたんですか?
アルト本番がんばりましたよ。
来年の第九楽しみにしてます。
またその前にコンサート会いましょう!
              
              
              
              
              藤岡幸夫