From Sachio
Updated 2007.4.28
皆さんこんにちは!明日は首席指揮者就任披露の定期演奏会です。
マーラーの1番は本当に懐かしい。
初めて振ったのが、ヨーロッパへ留学する直前で当時出来たばかりの憧れのサントリー・ホールでアマチュアオーケストラだった。 若い頃は振りたくてしょうがなかった曲だ。
マーラーが28歳のときに作曲したこの交響曲は若さ、生命力に溢れ、また怖いもの知らずだ。
マーラー自身、他界する1年半前にこの曲を指揮した後にこう語ってる。
「私は、この若い頃の作品すると強烈に心を揺さぶられないわけにはいかなかった。・・・このようなサウンドとイメージを吐き出す世界は一体どんなだったのだろう・・・・」
またこの曲には3人の女性が絡んでる。1楽章の主題と3楽章の中間部のテーマは強烈に片想いしたプリマドンナを思って書いた「さすらう若人の歌」のメロディだし、2楽章の主題は初恋の相手といわれる郵便局長の娘に書いた歌曲からだ。
そしてこの交響曲を作曲した当時は、軍人の大尉の奥さんと恋に堕ちていた・・・。
ブルッフの協奏曲は僕のもっとも好きなヴァイオリン協奏曲の一つ。
さてどんな演奏会になるかお楽しみに!!
藤岡幸夫
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